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2007年11月30日
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カテゴリ: 薬物・薬効・薬害
「マイコプラズマ陽性ですね」

「効くのはミノマイかクラリスでしょうね」
「母乳には?」
「出ますので児にも効くでしょう」
 母親の口に入ったものは、必ず母乳に出ますが、普通の病院で処方する抗生剤のなかでも一般的なペニシリン系(パセトシンなど)やセフエム系(フロモックスなど)の抗生物質は、母乳に出る量はごくわずかですので、授乳中でも比較的安全です。しかし、溶連菌などの普通の細菌には効果的ですが、マイコプラズマには無効なのが欠点です。
 抗生剤の中で、血中濃度よりも母乳中濃度の高くなる可能性のあるものはマクロライド系(クラリスなど)の抗生剤です。広い範囲の病原体(細菌以外のマイコプラズマやクラミジアなど)にも効果的なのが特徴ですが、授乳中には使いにくいとも、児にも効くともいえます。必要最低限で、良くなったらさっさと中止でしょう。
 ミノマイシンはマイコプラズマには最も有効ですが、母乳にある程度出るばかりでなく胎児や乳児の歯牙に沈着して歯を黄色くする(8歳未満)副作用があるのが難点です。また、胃の弱い人は胃が荒れます。
 クラビットなどのニューキノロン系は母乳移行があるのと、乳幼児では副作用が出やすいといわれておりますので(関節異常?)、基本的に授乳婦には使用しません。

 抗生剤以外では、コカイン(麻薬)、メソトレキセート(免疫抑制剤)、リチウム(躁病薬)、クロルプロマジン(向精神薬)、エルゴタミン(片頭痛薬)、アテノロール(降圧剤)、ブロモクリプチン(プロラクチン抑制・抗パーキンソン薬)、放射性医薬品、カフェインなどが授乳中に危険な薬剤(米国小児科学会ガイドライン)とされております。
 えっ?、飲んでしまったらどうすればいいかって?、血中濃度・母乳中濃度のピークは内服後1~2時間くらいですから、少し時間をおいてから授乳するか(あるいは1回搾乳)、授乳してから内服すればよいでしょう。
 もちろん、普通に処方される薬剤よりも、ふだん食べている添加物・農薬だらけのジャンクフードのほうがより危険であることは言うまでも有りません。





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最終更新日  2007年12月13日 00時12分09秒
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