Fomapan R

Fomapan R

Fomapan

- Impression -

 また新たに白黒のポジティブ・フィルムを3本ほど買ってしまった。
製品の名前は、「Fomopan R」と云う。
 カラーのスライド・フィルムは今でも各社から売られているけれども、白黒はもうコレ一種になってしまったのだ。

 以前は、Agfa社製の “SCALA” と云う名のフィルムが広く一般的で(と云っても極めて好事家の為の商品には違いなかったが・・・)、街の写真屋でもラボ送りで現像を受け付けていた。
 それが生産中止となり現在は上記のモノのみ、しかも現像はDenver Coloradoまで郵送しなければならない。
 その上、料金も安くなく、1本現像するのに14ドル75セント(増感なし)も掛かるのだ!

 では、そこまで手間・暇・お金を費やす白黒ポジの魅力とは?
これは、「絶滅寸前だから今の内に使っておきたい」と云う欲望以外のナニモノでもない。
 特に画質に優れたワケでもなく、ネガティブであってもスキャナーが有れば何~の問題もないのだから、その事からも明らかだ。 あははっ
 家にはスライド・プロジェクターも有るが、今更これを引っ張り出して映写する事もない。
そうなると、只自己を満足させるだけの無駄遣いなのか?

 ・・・あいや、少々お待ち頂きたい。
白黒フィルムのポジティブ画像は、一目瞭然なんとも目に新鮮なのである。
 これはおそらく、プリントを鑑賞する際の “反射光” に対して、“透過光” から来る効果ではないだろうか。
ちょっと大袈裟だけれども、非日常的な画質。
 云い変えるならば、黒が「光を吸収する本来の黒」として見える価値は何物にも代えがたく、Fomapanは、今暫く頑張って生存して貰いたいフィルムである。

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