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2006/07/19
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今年2月のワシントンDCの世界パーキンソン会議と、今回の東海岸の研修でご一緒したドラムサークル・ファシリテーターのNさんは、学校の音楽教師です。つまり、音楽が人生そのものの人。今日になってわかったのですが、しばらく前に病気で聴力を失うかもしれないと宣告され、研修中も「もし耳が聴こえなくなっても、音楽を感じる方法があるはず」と、目と皮膚感覚とその他諸々の感覚を総動員して音楽を感じる練習をしたそうです。どおりで今振り返ると、Nさんはなんだか目を見開いてることが多かったような気がします。そして彼女は、耳が聴こえなくなる日に備え、「こころの中の音の記憶の銀行」(音の記憶をためておくところ)を強化している、ということです。

そんなことはぜんぜん言わず、彼女は研修中、「Nさんワールド炸裂」のファシリテーションを行い、ユーモアと智慧に富んだいつも通りのNさんに見えました。

私も数年前に、片方の目を失明するかもしれない、と診断を受けたことがあります。いまの私はPCと運転がいのち、しかも「視覚指向型人間」です。なので、パニックしました。

その時考えたのは、サンフランシスコ近郊のヘザー・マクタビッシュというファシリテーターのことです。彼女はビジネスウーマンでしたが、53歳でパーキンソン病の診断を受け、人生そのものであった会社をたたんでドラムサークル関連の財団を作りました。そして、リズムの力を信じて、病気と共に生きるどころか、社会貢献を行っています。

Nさんにも、ヘザーにも、真の強さを感じます。

私がドラムサークルをはじめた理由のひとつが、ヘザーの存在を知ったことでしたが、自分が失明の危機に立たされて、またヘザーに助けられるとは予測しませんでした。結局その後私は、より詳細な検査を受けて、最初の診断はちがっていたことがわかりました。

また、はじめてアーサーの研修に行ったとき、知的障害者の女の子と車椅子の男性が参加していて、さらにアメリカには聴覚障害者のファシリテータもいると聞き、本人たちもすごいが、それをふつうに受け入れる社会もすごい!と思いました。

似たような話をもうひとつ。

知り合いの知り合いが、病気の治療のために、一時的に失明したことがあります。その人は静かにその時期を過ごし、また目が見えるようになったとき、こう言ったそうです。「目が見えるって、ありがたいけど、ある種不便だってわかったよ。(その当時は春だった)目が見えなくてうちにいたとき、家の壁の外で、梅の花が開くのが聴こえたんだ」








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Last updated  2006/07/19 06:35:32 AM
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