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Adeltraud

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2020.08.17
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カテゴリ: 日記
Erik Homburger Erikson は実父が分からない。母 Karla Abrahamsen はユダヤ系デンマーク人であったが、Erikson は北欧系の風貌からユダヤ系社会やユダヤ教の協会で差別を受け、ドイツ人のコミュニティからはユダヤ人であると言う理由で差別を受け、二重の差別を受けて育った。

差別による排斥は、前部帯状皮質(anterior cingulate cortex ; ACC)の特に背側部(dorsal anterior cingulate cortex ; dACC)の活性化が大きくなる。(森 津太子;星 薫(2017)『危機の心理学(’17)』一般財団法人 放送大学教育振興会 p.70,71)これは身体的痛みを感じた場合にも大きく活性化する部位だ。この事から人が心の痛みを身体的痛みに擬えて表現する事があながち間違いではない事が脳科学的見地からも証明されたといえる。社会に於いて精神的苦痛を与え続ける事がニューロンのアポトーシスを多く引き起こす。シナプス間隙を維持するタンパク質を分解する酵素がグリア細胞から分泌されてしまう。ストレスによる大脳の萎縮は成人しても起きるが、最も神経細胞新生が大脳で活発に起きる第一次、第二次成長期に於けるダメージは甚大だ。
1998年に貧困と飢餓に関する研究でノーベル経済学賞を受賞したハーバード大学教授アマルティア・センは貧困を、「潜在能力を実現する権利の剥奪」と定義した(p.79)事から放送授業『危機の心理学(‘17)第6回貧困という危機』では野口英世のケースを例にとって貧困の場合でも周囲の人々のサポートにより能力が開花する事が稀にあるが後遺症も残った事を学んだ。エリクソンのケースにおいても同様の事がありそうだがエリクソンが2歳〜3歳のごく幼いうちに主治医であり小児科医のテオドール・ホーンブルガーが母カーラと結婚した為、こういった貧困の危機、特に承認欲求(社会的欲求)に於ける精神的な貧困の危機からある程度守られた可能性があったのではないかと考えられる。エリクソンの出自や生育歴がのちに理論思想の形成に大きな影響を及ぼしているとWikiに書かれていたが、それがあったからこそ大きな功績を残したとも言えるのではないか。






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最終更新日  2021.06.02 00:51:12


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