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Adeltraud

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2025.07.12
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カテゴリ: 日記
2025/07/22 1:01


12日の日記

今日もがんばる👍

やっぱり、クジが一番効率悪いね。ほぼゼロだもん。
今日は、倉庫片付けて、冷蔵庫の中身も片付けようっと。
ドーナツとパンケーキ作りたいな。
チョコソースの作り方覚えた。



新章は、ナイトが再び全機能停止しナイトの子供達が主人公の物語⋯って何気にすっかりゼッカレ小説の続き書いてるし🤣



ストーリーアイデアのエピソードが浮かんだというか、別時空の世界が見える感じ。


✨️✨️✨️✨️✨️✨️✨️✨️✨️✨️✨️✨️✨️✨️✨️✨️✨️✨️✨️✨️✨️

 大学からの帰り道。何も考えずに、ただ歩いている優実に見知らぬ男二人が話しかけて来る。

「俺たちと遊び行かない?」

「女子大生だよね?可愛いな。」

 無視して絡む二人を避けて通り抜けようとする優実の腕を二人組のうちの一人の男が乱暴に掴む。

「無視すんなよ!」

「痛っ!離してよ!!」

 すると、突然、男の手首を掴み捻り上げる姿があった。
その姿を見て驚く優実。

「ぱっ、パパ!?」



 優実を救った彼は真っ直ぐに優実を見つめ優しく微笑む。

「初めまして、彼女。」

「パパ?!何言ってんの?」

「パパ?俺は今日、初めて君と出会ったんだよ。」

「えっ?えーっ??⋯ちょっと待って、頭こんがらがった⋯。つまり、外見はパパだけど中身が違うって事?」



「あ、そうか。えっと、お兄ちゃんが言ってた。パパのボディにパパのメインIC入れると完全復活するって。あの、一つ質問なんだけど⋯、もしかして、メインICの載せ替え方って知ってる?」

「うん。知ってるよ。」

「これ見て?」

「うん。」

 優実が見せたスマホには、TYPE005天城護の姿があった。

「この人、クロノスヘヴン社製のロボットなんだけど、この人のメインICを、あなたのと交換したいの。できる?」

「できるよ。」

「やったぁ!じゃ、この人の所に行こ!」

「うん。」

「これでパパが完全に復活する!やったぁ!やったぁ!」

 嬉しそうにその手を引く優実。行き違いに護が大学に優実の迎えに来ていた。
 優実は護の迎えを振り切って遊びに行く為、裏門から出た後だった。
 家路に急ぐ優実は漸くとその事に気付く。

「いっけない!パパ、今頃は大学だわ!」

 スマホで護に連絡を取る優実。
 少し苛立った様な護の声がスマホから響く。

「優実!お前いったい何処にいるんだ!?」

「ごめん、正門で待ってて!」

 そう言うと返事を待たずに切り、方向転換して急いで大学に戻って行った。

 正門に着くと石造りの立派な門柱にもたれかかりながらも少し苛立った様子で優実を待つ護の姿がある。

 何事も無かったかのように手を振って駆けてくる優実。

「お待たせ!」

「優実!お前何をっ⋯!?そいつは?」

「話はあと!あと!とりあえずこっち来て!」

 優実は2人の手を引くと人けのない倉庫裏まで来た。

 驚きを隠せない様子で優実が連れてきた男を凝視する護。

「まるで鏡でも見ている様だ⋯。」

「鏡って、全然似てないじゃん。」

 そう言いながら笑う優実を他所に、連れて来られた男は護を真っ直ぐに見つめると微笑みながら自己紹介した。

「初めまして。俺は天城ナイト。あなたは?」

「優実、こいつはなぜ俺の元の姿にそっくりで俺の名まで勝手に騙るんだ?」

「さぁ?わかんないよ。」

「わかんないじゃないだろ。一体どこで見つけて来たんだ?リクや並切さんが作るはず無い。一体誰が⋯。」

 護が何かに気付きかけた時、その頭部を突然掴もうとする手。それは、無表情になり何かに操られた様なナイトの手だった。

「何するんだ!?」

 その手を振り払い即座にナイトから離れる護。

「まさか、お前、ヘブンリーライト社製か?!」

「そうだよ。」

 オリジナルのTYPE01の様に微笑んでもその表情は何処か無機的だ。再び無表情になると護の頭部に手を伸ばしながら近づいて来るナイト。

「来るなよ!」

 振り払いながら距離を取る護。

「何で近付いて来るんだ?!⋯お前の狙いは俺のICチップか!?」

「そうだよ。分かっているなら、話は早い。俺のICチップと交換しよう。」

「冗談じゃない!お断りだ!優実!一体どういうつもりだ?!」

「昔のパパと同じ姿のロボットがあれば、パパが完全復活すると思ったの。復活して欲しいんだもん⋯。」

 そう言うと優実は止めどなく溢れ出る涙を拭いながらその場に立ちすくんだ。

「優実⋯。」

 油断した護の頭部をナイトが掴むと、護は一瞬にして機能停止して崩れる様にその場に倒れた。
 その光景に驚き震えが止まらない優実。

「ど、どうしよう⋯。そうだ!お兄ちゃん呼んでくる!」

 優実はクロノスヘヴンへ全力で走って行った。





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最終更新日  2025.07.22 01:52:45


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