さわらびの「今日の人生勉強」

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博多のさわらび

博多のさわらび

Jan 19, 2005
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今、学校の先生の問題が新聞やマスコミをにぎわしているが、

これはある知り合いから聞いた話である。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

多くの学校の中で、ある小さな島の中学校のことが忘れられない。
生徒たちは、登下校の際、校長室の外を通っていく。
そのとき、窓の外から校長先生に声をかける。
「おはようございます」「さようなら」。
返事があってもなくても、あいさつを欠かさない。


もう一つ、わからないことがあった。
校長先生は、実は校長室にほとんどいないという。
しょっちゅう作業着姿で校庭に出て、
草抜きをしたり花壇の世話をしたりしている。
だから、校舎周りは美しい。

でも、なぜ校長先生がそんなことをするのか、不思議だった。
たいてい校長先生といえば、校長室で何やら書類を書いたりしているものだ。

島の校長先生は暇なのだと思うことにした。

だが、どうやらそうではなかった。
何回か通ううちに、その理由に気がついた。
この中学校には若い先生が多い。

何もない島の若い先生たちの楽しみは、同僚や先輩とのおしゃべりである。
彼らはいつも職員室に集まって、楽しそうにおしゃべりをしている。
だから、職員室からは、いつもにぎやかな話し声が聞こえてくる。
子どもの話題、授業の仕方、行事の相談。

職員室は、校長室の隣にあった。仕切りは薄いパネルである。

だから校長先生は、彼らが遠慮なく話し合えるように、
つとめて校長室を不在にしていたのだ。

そして、先生たちも気づいていた。
「俺は外の作業のほうが似合っているんだ」という校長先生が、
その実、年若い彼らが萎縮しないよう気遣っていることを。

生徒たちが下校しても、先生たちは帰らない。
彼らは職員室で仕事を続けながら、変わらず教育談義に花を咲かせる。
ときどき、大声の校長先生も加わって、いっそうにぎやかな話になる。

中学生たちが、校長不在の校長室の外を通るとき、
なぜあいさつをするのか。理由は簡単かもしれない。
彼らは、そんな校長先生が好きなのだ。
そして、校長先生と先生たちの仲のよい姿を見るのが好きなのだ。
家庭と同じことだと納得した。

この学校の子どもたちは幸せだったに違いない。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

両親が喧嘩している姿というものを見ている子供は、
決して健全な状態では、育たないように、
学校内でも、校長先生と職場の教師が「仲良く」生活している学校は、
検算な子供が育つのだとしみじみ思った話だった。





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Last updated  Jan 19, 2005 07:22:40 PM
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Comments

ゆう@ とうとう出ちゃったね うわさは本当だったよ。 <small> <a hre…
りんだ姉 @ (*^~^*) あれ?心の中見えてますか? 今日はちょ…
博多のさわらび @ Re:(*^ー^*)(04/02) りんだ姉さん そばにお手本がいるなんて…
りんだ姉 @ (*^ー^*) すごく納得しました。 「しあわせだなぁ…
りんだ姉 @ (*^-^*) お久しぶりです。 「習慣」って地味だけ…

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