ぢゃんさんの部屋

ぢゃんさんの部屋

2007年03月22日
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小さな靴職人の店でボクは見習をしていた。
よくもわるくも古い町だ。

そこに黒髪で長髪の男が流れ着く。
彼は旅人だった。ジプシーだといっていた。
彼は時々大人たちの溜まり場である町に一軒しかないバーに来ていた。
彼は探しものをしているようで、何か情報を聞いていたようだった。

しばらくして彼は町外れにある家に住み着いた。
そこには町でも仲間ハズレになっている男がひとり住んでいた。
その男は上手く話すこともできない大男で、まるでフランケンシュタインのような風貌だった。町の大人はみなその男のことを馬鹿にしていた。
でも巣から落ちた鳥のヒナを巣にかえしたり、誰も気にとめない花壇の花に水をやったりする優しい人だった。

旅人はその男と暮らし始めた。

町の大人たちは男と男が住むなんて背徳者だ、とか
流れ着いたよそ者はこの町にはいらない、とか
ジプシーは薄汚い盗人だ、とか
口々に言って毎晩酒をのんでいた。

ある晩、外でものすごい騒ぎがするので目が覚めた。
外にでると街中の大人達が集まっていた。
ボクも大人たちをかきわけて、人だかりの前にでた。

そこには旅人の男と優しい彼がいた。
彼は地面に仰向けにダラリと横たわり息苦しそうで、旅人の男が彼を抱きかかえて、自分達を取り囲む大人たちを睨んでいた。
彼らの額には血が滲んでいた。
町の人間は彼らに石を投げていた。

大人たちは彼らを罵倒していた。
ひどい言葉が飛び交っていた。
聞いてるのが嫌になるくらいだったけど、
その中心にいる彼ら二人が何故か神々しく見えて、
ボクは彼らから目が離せなかった。

やがて横たわっていた優しい彼がゆっくりと右手を伸ばして、旅人の男の頬をなでた。そして彼は息絶えた。

旅人の男は優しい彼を抱きしめて泣きながら叫んだ
「私達はいっしょになるのだろう!お前はやがて私の子を産むのだろう!やっと会えたのだ!やっと!」

それを聞いた大人たちは「やっぱりだ背徳者め!」「町からでていけ!」ともっとひどく罵倒し石を投げ彼らを打ちのめした。

そして旅人の男は優しい彼を抱き、静に町を去っていった。

ボクには二人が背徳者には見えなかった。
ただ、目の前にいる彼が男なだけなのだと思った。
彼らは永遠の時のなかでパートナーなのだと






そこで目が覚めました。
そらぁもう号泣してました。
枕も顔も涙でぐしゃぐしゃ。
いい夢をみました。
いろんなことを考えました。
本当にいろんなこと。
今、思い出しただけでも涙がでそうです。





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最終更新日  2007年03月22日 18時48分47秒
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