嘔吐112.

September 24, 2006
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カテゴリ: 戯言



手に込められた力を抜いて、電車に揺られてきました。
帰り道に降った雨は、彼の想いを流せられただろうか。

そして、本当に彼は今日を終わらせられたのでしょうか。


僕には知ることが出来ません、ごめんなさい。

愛を理解する必要がないのです、僕等には。
それこそが、幸せなのだと。僕は自分を美化し、信じていたいのです。

ただ本当に、それだけのことなのです。

愚かなのは、承知の上です。君の愚かさも、共に理解していたつもりです。


だから僕は、君の手を取ることなど出来ませんでした。
君が知っての通り、僕は僕が一番大切なのです。


何時になったらこの呪縛から解放されるのか、其れすら僕は理解を望みません。

其れでも君のように屍となる何人かがこれからも増えていく様なら、
僕はほんの少しでも自責の念に伏して、自分を殺せられのでしょうか。

君に伝えたいことは沢山あったけれど、言えば言う程遠くなるような気がします。
僕は君をあいしていたけれど、君は自分に気付くことが出来なかったから。

色々と疲れさせてしまいましたね、ごめんなさい。
僕はただ独り、これからも全てを担って生きていくつもりです。

それが運命なのではありません、これは僕が彼女に贈る選択です。
せめて君のくれた想いを抱いて、最期の時を過ごしましょう。



また繰り返すだなんて想っていなかった。疲れるよ、想ったよりも遥かに。

けど僕は、君に解って欲しかったんだよ。
君の願いは、一体誰に届ければいいのか、って。

そう、願うだけ。願うだけでもね、きっと。


なぁ、僕も疲労と共に、色んなものを置いてきてしまったみたいだよ。


見飽きた街も空も、海も。全ては僕をエンディングへは導いてくれはしないけど。

君の言う理想や愛や希望が、君の望んだ世界で見つかるといいね。
願いに祈りを込め、僕は僕の路を進んでいくから。

赦されることなんて、きっとないよね。
けど、それも良いだろうと彼等は僕を赦してくれる。

だから僕は、これからも僕の為に僕を赦さないよ。

最期に贈る文がこんなものでごめんなさい。
君はまた僕を馬鹿にするんだろうけど、其れが心地良かった日が、嘗てはあったよ。

だから、僕は僕を感じる度に君を思い出そう。


ありがとう、ごめんなさい。
そして、またいつか、きっと。

おやすみなさい、良い夢を。



碧。





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Last updated  September 24, 2006 08:58:39 PM コメントを書く
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