March 9, 2005
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両親が他界したえびちゅ。

実父は一昨年のことである。

毎日聞いていた実母の声が、記憶の中で少しずつ薄らいでいく……
信じられないことだが、映画のワンシーンのように、会話のときの短い言葉だけが僅かにハッキリと残るだけになってしまう。

もう手遅れだとわかって、当時発売されたばかりのハンディカムで隠し撮りした8ミリビデオの中の母と、泣かせてしまったときの顔と声、嬉しそうに大好きな歌をくちずさんでいる母、幼い私を背負ってくれた背中の温かさとか、少ないそれらは鮮明に思い出せるのに。
少しずつ……本当に少しずつ、母が残像となっていく。

それが悲しくて、情けなくて……申し訳なくて、時々涙がとまらなくなる。
ごめんね……母さん。


いつか、父の声もそうなっていくのだろう。
実家には長兄がいるが、もう、父の居た頃の家とはかなり変ってしまい、2人で縁側から眺めた庭も、今ではブランコや自転車が置いてある。
枯葉や雑草で、見る影も無い。

もう、えびちゅにとって実家は帰る場所ではなく、帰れない場所になってしまった……そう実感させられる。
仏前でぼーっと時間を過ごそうにも、兄嫁と子供達がずっとそばに座って話しかけるので、ゆっくりも出来ない。

快く受け入れてくれているのだと思うし、有難いとは思うが、時々、位牌の前で母達と話しをしていたえびちゅには、ちと寂しい。
なんといっても、三十秒も仏前にいることが出来ないのだから(苦笑)

仕方ないか……嫁いだ身なのだから。
今度からは墓前で祖父たちと話をすることにしよう(-_-)





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Last updated  March 9, 2005 07:45:16 AM


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