涙の８日間・・第一章
一章
私はとても怖い経験をしたことがある。
今からさかのぼること６年前、神奈川の社宅で駿が生まれて
まだ半年の時だった。
その日は、いつものように社宅の庭で赤ちゃんの駿を遊ばせながら
近所の奥さんと仲良く喋っていた。
丁度、母乳からミルクに変えた時で産後沢山抜け続けた髪も
あまり抜けなくなってきて、出産前の体にもどっていると感じて
いたころだった。
駿はつかまり立ちをしていて目が離せない時期、
ベビーベットから脱走してしまうので危ないからとベットをかたずけ
ようかとおもっていたその日の夕方、なんだか急に寒気がしてきた。
風邪でもひいたのかな～～～と、駿にﾐﾙｸを飲ませて少し横になっていた。
夕飯の支度まで・・・のつもりが、なんだかすごい悪寒がしてきて起き上がれなくなった。
でもベビーﾍﾞｯﾄはまだかたずけていないのでつい見ていられるつもりで駿をそこに
寝かしてしまった。まずい・・・旦那に早く帰ってきてもらって駿をみてもらわなくちゃ
事故がおきてからじゃ遅い。
６時をすぎた頃会社に電話して旦那に至急帰ってきてもらった。やっと熱をはかると
9度５分あった。あ～～つらいわけだ。と、氷枕を作ってもらって休んでいた。
３０分後、なんだか少し楽になったみたい。測ってみると８度までさがっていた
もう大丈夫、とおもったその３０分後、また９度５分、そのまた３０分後また８度台・・・
それを繰り返した。社宅の先輩に座薬をわけてもらって様子をみる。座薬をいれるも
前とかわらず熱が３０分毎に急変する。変な風邪・・・・
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