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エイヒロ(eihiro)

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2023.10.16
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テーマ: 民謡(17)
石岡市三村へやって来ました。
名作「日本民謡大観 関東編」の冒頭部分を飾る、
「三種の田植唄」の舞台です。
(当時は「新治郡三村」と表記されています。)
解説本の中の「三村訪問記」を読み、私もかねてよりこの地を訪れたいと思っていました。



「三種の田植唄」とは、
ここ三村にて昭和17年に収録された「五尺手拭」「潮来出島」「八重桜」3曲のことです。
「潮来」は明和年間に刊行の「山家鳥蟲歌」からの流用とされて、
昔の歌詞がほぼそのまま伝承されています。
また曲型も相当に古くからのものとされ、研究上興味深いと書かれています。



土浦から、北上し工業団地を抜け、笄崎から三村へ入ったとたん
民謡のオーラを感じました(ような気がする)。
田や畑、森、竹林、花、草木、家々、神社、石仏、車、工場、看板、自販機まで
目に入るものすべてが、唄を奏でている(ような気がする)。
8月に亡くなったロビー・ロバートソンが、かつてアメリカ南部を旅して、
"どこからともなく音楽が聞こえてくる、音楽が生きている、土地に根付いている"
と語っていたのを思い出しました。
興奮のあまり、シャッターを押す手が止まりませんでした。





さて「田植唄」とは、
田植えは、田ごとの稲の生育を均一にするため、1日で完了させる必要がありました。
そこで、家族のみでは足りず、近所・地域の人も手伝って(あるいは早乙女を雇って)
大勢で行っていました。
すると歌の上手な人が、太鼓を持って畦で唄いだす。
早乙女たちも、それに合わせて唄い、調子をとりながら作業をする。
そのような田植をしている田を「囃田」といい、
また、より大がかりな田植を「大田植」といいます。
明治の半ば以降に、正条植(水縄を用い稲間を均一にした植え方)が導入されてから、
次第に唄われなくなったそうです。


○「田植」「田植唄」について
   「日本民謡大観 関東編」日本放送協会編
   「大観」でも抜粋されている「民謡覚書」柳田国男著
    農機具メーカー「クボタ」さんのHP
   「歳時習俗事典」宮本常一著
   「忘れられた日本人」宮本常一著
○ロビー・ロバートソンの言葉
   「ミステリートレイン(ロック音楽にみるアメリカ像)」
    グリール・マーカス著





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最終更新日  2023.10.30 15:53:39
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