非日常社会

非日常社会

クラスメ-ト(1)



私は、人に感謝される為に生きているわけでもなくて、人に好きになってもらう為に生きているわけでもない。
ただ、人の為になりたくて、大切な人の為になりたくて。
辛く厳しい毎日を乗り越えているんだ――。

クラスで大抵いつも一緒に居る友達が4人居る。
移動教室は一緒に移動するし、御飯も一緒。
でも、休日に遊びに行ったり、喧嘩したり、悩みを打ち明けあったりしたことはない。
2年目の今でも遠慮しあっているんだ。
私はそんな関係が嫌で、「このお菓子食べる?」と言われたモノは遠慮なく貰うし、「消しゴム貸して!!」って言って普通に借りる。
「何当たり前のコト言ってんの?」って思われるかもしれない。
でもね、少なくとも私の友達はそれが普通じゃない。
美味しかったから「これ食べる?」って言ったのに、「いいってば!!榮子(私)食べなよぉ!!」って。
消しゴムを忘れても「貸して!!」って言わない。
弁当を食べる時も、私の机の上に置いたら汚すからって弁当を置こうとしない。
・・・まだまだあるんだ、遠慮しあっていること。
おかしいよね。
友達同士の間に遠慮なんて要らない。1番不必要。
仲が悪いわけじゃないし、居心地が悪いわけじゃない。
でも、遠慮しあってる。そんな友達って有り得る?

普通科はクラス替えがあるけど、私のクラス理数科は、3年間ずっと一緒。

「仲いいね」って他のクラスの友達によく言われる。
でもその裏で、「理数科の世界があるって感じで近寄りがたい」、「恐い」。
そうも言われている。
普通科の友達から初めて聞いた時、凄くショックだった。
いい人達ばかりなのに。関わったことないのなら私達の良さを分かれていないのは当然なのに。もっと知ってから言ってよ。
そんな風に思った。
その時だったんだ。「この人達とずっと付き合っていくのかもしれない」、そう思ったのは。
遠慮しあっているから喧嘩もしない、そんな友達は本当の友達じゃない。
そう思っていたのに、この人達と10年後も会っている気がした。
今まで意識したことは無かったけれど、他の子達とも会っている気がしたんだ。

私が今を乗り切れるのはそんな仲間が居るから。
そんな仲間を支えたいから。
力をくれた仲間に、お礼がしたいから。
沢山辛い事があったけど、今では「この仲間の為ならなんでも出来る」って、本気で思うことが出来るんだ。
そのお陰で今の自分が居るし、これからの自分も見つけられると思う。
今まで考えたことが無かったけど、10年後も、20年後もその仲間達と会っていたい。
支えてくれた人達に、何年後も恩返しをしていきたい。

それを支えに生きていけるって、思うんだ。



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