| 株式会社 京姫酒造 |
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| 〈沿 革〉
大正7年、岡本酒造合資会社として発足。銘酒花自慢の名称で大阪地域を中心に広く親しまれてきました。名水の誉れ高い伏見でも最良の伏水ある地に酒蔵を構えています。敷地内の井戸から湧き出る清水で仕込み、伏見の酒の特徴であるソフトな旨口、きめ細かな風味を醸し出しています。 昭和49年6月、全国に販売ネットワークを持つ世界鷹小山家グループの傘下に入り、同時に世界鷹酒造株式会社と社名変更しました。また平成9年7月には、方針を少量手造りの吟醸酒専門蔵とし、社名を京姫酒造と変更しました。創業者小山屋又兵衛は兵庫県加古郡生まれの杜氏経験者であり、創業以来徹底した「品質第一主義」を基本方針とし、現在もその意志は受け継がれています。 〈現 況〉 当社は創業者小山屋又兵衛が打ち立てた「品質第一主義」をすべてにおいて優先させた方針で酒造りを行っています。岩手県の南部杜氏の中でも技術の優れた澤田薫杜氏の指導のもと、醸造学を修めた若い技術社員が力を合わせて酒造りに取り組んでいます。 原料処理工程の洗米の浸漬は杜氏と社員が手作業で行い、蒸米については酒造りの重要なポイントとなるため、昔から使われている和釜を使用して米を蒸し上げています。最高の酒を造り続けるためには伝統を重んじた技と文化、そして何よりも酒を醸す者の心が必要とされます。長い歴史の中で築かれ、培われてきた南部杜氏の技術を継承しながら、当社は和を重んじた酒造りに臨んでいます。 平成9酒造年度原料米の蔵全体の平均精米率は58.5%、また平成10酒造年度の精米率は58.9%、そしてすべての酒を少量手造りで生産しています。世界鷹小山家グループ8酒蔵の代表的な吟醸専門製造酒蔵として、今後も「品質第一主義」をモットーに進んでまいります。 |