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アメリカの学校の夏休みは長い。ルナの学校の場合は、6月末から9月の第1週まで2ヶ月以上。宿題もないので(日本語学校の宿題はあるが)、家にいると一日中、テレビを観るかアレックスと熾烈なケンカを繰り返すかになってしまう。そこで今年もサマーキャンプとよばれる夏休み教室のようなものに通わせ、そこから映画だのビーチだのあちこち連れて行ってもらい、今年も乗り切ろうと思っていたら今年は嫌だとのたまう。そんな、毎日家に子ども2人いられたら私は今度こそ本当に憤死してしまうではないか。じゃあ、どうしたいの、と必死に尋ねると、何とバレエを習いたいという。バ、バレエですか。。。それを夫に報告すると、「いいんじゃない」と他人事。ふん。どうせスクールをリサーチしたり送り迎えは私の仕事なんですからね!ググッた結果、スケジュールやクラスの内容の点から下記の2つに申し込んだ。以下、それぞれの感想。The Brookline Ballet SchoolBrooklineの中心Coolidge Cornerから1駅先のビーコン・ストリート沿いにある、ショッキングピンク色の玄関が目印の、こじんまりとしたスタジオ。5歳から7歳のクラス。レオタードだけ用意すればバレエシューズは貸してもらえる。月曜日から木曜日、9時から1時までのプログラム、最初の1時間がテクニックの時間、次に週替わりで有名なバレエ・ストーリーについて学ぶ。ちなみにルナが通った3週間の間では、コッペリア、シンデレラ、そして、くるみ割り人形。話の内容をチャプター(恐らく第1幕、第2幕。。。といった幕ごとのことだと思うが)に沿って習い、衣装も着せてもらい、仕草なども教えてもらい、舞台の真似事をする。毎週、その衣装を着た個人写真とクラスの集合写真を撮ってくれる。お話にちなんだ塗り絵やクラフト制作もあり、毎日何かしら作品を持ち帰って来る。教室は2つ、受付係は2名、先生は1名(もう1つの教室は大人向けの一般クラス)と、1週間も行けば皆が顔見知りになるようなアットホームなスタジオ。Boston Balletルナが通ったのはSouth Endにある本校のスタジオ。レンガの外壁の体育館のような大きさの建物で、玄関を入ったところは舞踏会の会場のように(って行ったことないけど 笑)複数の階段が立体的に配置されていてむちゃくちゃかっこいい。親の私が興奮。何てったって天下のボストン・バレエですもの。でも、ルナのクラスは5-7歳向けのレベル関係なしのクラス。月曜日から木曜日、11時から2時半までのプログラム、こちらはクラフト制作などの時間はほとんどないが、その代わり、バレエだけでなくジャズダンスの時間があった。2週間のプログラムの最後に教室内で簡単な発表会があり、バレエを1曲、ジャズダンスを1曲、その間にワルツやマーチなどピアノの伴奏に合わせてステップを披露。そう。こちらはCDではなくピアノの伴奏つき。ロシア語訛りのある恰幅の良い年配の女性奏者が伴奏を担当。何とまあ贅沢なことか。発表会の内容はとても簡単なものだったが、構成やフォーメーションなどはなかなか本格的でさすが。ジャズダンスは最近はやりのヒップホップ風ではなく、シアター系のコテコテジャズで、最後は一列に並んで出口の方にはけて行ったりして、元祖ジャズダンス仕込みの私としては非常に満足(笑)。ただ、規模が大きいだけに警備員やスタッフも多いし、教室も多いし、子どもが迷い込んでしまいそうな場所もたくさんあり、クラスが終わると生徒を一人一人親にきちんと引渡しを行なう専門のスタッフがやって来るほど。テクニックについてはどちらもきちんと教えてくれたように思う。最初から、第1~5ポジションはもちろんのこと、ピケ、シャッセ、グランジュテ、ルルベ、アラセゴン、アラベスクなどなどの専門用語がルナの口から次々と飛び出したのには心底ビックリした。まあ、もちろん形は全然出来てはいなかったが。グランジュテは欽ちゃん飛びだったし。5週間、電車を乗り継いでどちらも約1時間の送り迎え、半分は義母やベビーシッターさんにアレックスを頼んで何とか凌いだものの、子ども2人を連れて送り迎えをした日は本当に大変だった。アレックスが途中でトイレに行きたくなったらどうしよう、粗相をしてしまったらどうしようと冷や冷やし、始終ちょっかいを出し合って電車の中でも大騒ぎのケンカを繰り広げる子ども達に周りの目が気になり身の縮む思いをし、身も心もボロボロという感じであったのだが、ルナは楽しそうで一生懸命やっていたし、学ぶことは多かったと思う。来年も行きたいと言っているが、7歳というのは本格的にバレエのトレーニングを始めるかどうかの節目の年齢のようで、こういったお遊び要素の多い夏の教室は今年が最後、来年からはどちらのスクールもレベル別の本格的な教室になってしまうので残念。
2011.08.12
ルナは1年ほどヒップホップのレッスンを受け続けたが、しばらく休んでいる。このまま恐らく辞めることになると思う。一番の理由は、土曜日の午後という時間帯がルナの体力的にも気力的にも限界だということ。月曜日から金曜日までみっちり現地の学校に通った後に、土曜日は朝も早くから1時間半もかけて電車とバスを乗り継いで日本語学校に行き、3時間みっちり勉強して、その後のレッスンとなると、もうそこですでに疲れ果てていてほとんどレッスンに集中できない。でもまあ、これは当然と言えば当然だろう。理想は平日の放課後に家の近くでレッスンがあることなのだが、これがなかなかない。一番のネックは年齢の割りに学校の終業時間が遅いということ。ダンスはできるだけ早いうちから始めた方が良いからと焦ってしまったのだが、でも、学校の時間ばかりはどうしようもない。それに加えて全力投球型の性格が災いして学校から帰って来る頃にはずいぶんと疲れているので、これもまた仕方がない。考えてみれば、私がダンスを習い始めたのは中学校2年生の時で、主婦のジャズダンスブームというのがあった頃だったのだが、やはり主婦向けということで昼間にしかレッスンがなく、ようやく一つだけ、平日の夕方にやっているところを見つけて通い始めたのだった。それでもう、四半世紀以上も踊っていて、一度もアマチュアの域を越えたことはないけれど、まあ、ここまで来たわけだし、それを考えると、ルナの場合も、時間の合うところを気長に探せばよいかなと考えるようになった。夏休みだけ集中して習うということも可能だし。後はダンスよりもしかしたら演劇の方がルナには向いているのではないかという気もしている。これも夏にワークショップを受けさせる予定だったのだが、日本に里帰りすることになってしまったためキャンセルをすることになってしまった。これも来年に期待。
2010.07.21
日本人のヒップホップダンスの先生による日本語でのレッスンを春に始めたルナ。12月には何とか「お披露目会」をするまでに上達?しました。衣装は何でもいいと言われていたけれど、ママさん達の間で、やっぱりせっかくだから同じ衣装にしようと盛り上がって、オレンジ色のTシャツとジーパンで統一。総勢8人、いつも練習しているスタジオで、親に向けてのこじんまりとしたアットホームな発表会。私は先生に頼まれて、子供たちを「舞台」の袖から出す役をしていたので、斜め横ぐらいからしか見られなかったんだけれど、ちょっとしたフォーメーションのチェンジも加えて、何とか形になりました。いつか親子で一緒の舞台に立てると良いな。子供たちには赤いチューリップの小さな花束と、先生にはこの花束を作りました。先生のボーイフレンドさんが撮ってくださった写真、実物以上(笑)にあまりに素敵に撮れていたので、了解を取ってここにアップ。これでホリデーシーズンのメインイベントは終わって、少しホッ。
2009.12.19
サマーキャンプの8時半から3時というスケジュールはルナにとってはちょうど良いようで、家に帰って来てから疲れて相変わらずめちゃくちゃになるものの、これまでほどではない。私も今まで一日12時間付き合って、最後の方はもうブチ切れてたが、ルナへの扱いの中に少し遊びの要素も入れられるほどの余裕も出てきた。それから、ルナが目に見えて良く食べるようになった。これまで、いかに食べさせるかにあれだけ苦労していたのがウソのようだ。私も先生とコミュニケーションが取れるようになって来たし、最初の2日ぐらいはちゃんとやってるかしらと気が気でなくて何も手に付かなかったが、その後は少し落ち着いた。ルナ、来週以降も楽しく通ってくれ。どうか。頼む(笑)。
2008.06.27
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