堀本恵美子(ほりもとえみこ)の写真日記

堀本恵美子(ほりもとえみこ)の写真日記

2006.12.09
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ロレアル(化粧品会社)は、文化事業として、{「色」ー科学と芸術の出会い }をテーマに 、この10年の間に(1年に5回のワークショップ-対談など)「ロレアル賞連続ワークショップ」を東京・五反田の東京デザインセンターで開いてきました。

今回が10年目で50回目を迎えますが、これを機にこのワークショップは終わりとなります。
今年は、12月8日(金)、9日(土)、15日(金)、16日(土)、22日(金)と開かれます。

ワークショップとは別にロレアル賞というのがあって、こちらは毎年1000万円の賞金が出るので話題になりました。

私は、ワークショップの4年目の年の第5回目に招かれて、小林康夫先生(東京大学教授、ロレアル賞選考委員)と[青]について、私の屏風画の前で対談をしたことがあり、その当時のことが、懐かしく思い出されます。タイトルは、「青のフェスタ・・・生死のあわい」でした。

ワークショップの会場に、3点の屏風と10点ほどの絵画を並べ、さながら小展覧会場といった雰囲気でした。

対談では、私の臨死体験の話や、「青という色はとても神秘的で、絵を描いていると、心や魂の世界に導かれていく」という話をしたように思います。他に、3人の詩人も招かれていて対談をしました。。。。。


今年が最後のロレアルワークショップと聞き、又、8日(金)は、まったく知らない世界のデザイナー三宅一生の登場ということもあって、是非参加したいと思いました。
招待をされていたので前の席に座ることが出来、そのファッションをよく見ることが出来ました。



今でもなお、「初心」である三宅一生を解説してくださいました。

又、お二人の対談の仲で、小林先生の質問に対して、一生さんは、「日本人は、一生懸命やっている人間に対して、冷たいのではなく、無関心だ」とおっしゃっていたのがとても印象的でした。

世界の三宅一生でさえ、日本人をそのように感じるのかと思い、日本人の国民性に対して、とても悲しい思いがしました。

三宅一生の服の解説が始まり、とてもわくわくする時間でした。色使いがとてもビビットで、世界で活躍する日本人の仕事を見させていただいたという印象でした。

私たち、アートをやっている人間からするとISSEY MIYAKE の服は”アート”に見えましたが、それはご本人は嫌っているそうです。

会場には、ISSEY MIYAKE の服を着た人があちらこちらにいました。

知らないファッションの世界を垣間見た、楽しいひとときでした。



小林先生の、いきなりの世阿弥の言葉に不意を突かれました。
又、それよりも明日(12月9日)開かれる”能面を観る会”の主催を私はしているので、そのシンクロニシティーにびっくりしました

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対談

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プリーツ加工した2枚の紙の間から服を取り出す

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パーティー会場で

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ロレアル賞連続ワークショップの詳細は、http://www.nihon-loreal.co.jpを参照




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最終更新日  2007.01.07 14:00:06
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