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2006年10月31日
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今日、学生時代に影響を受けた人が亡くなったことを知った。

その人は、当時付き合ってた彼の友達で、付き合いだしてからよくアパートに連れて行ってもらっていた。

気さくなお兄ちゃんって感じで、いつの間にか仲良くしてもらっていた。

そこのアパートはいつもみんなのたまり場になっていて、主はいつも誰かが来るのを待っていた。

びっくりするくらいぐちゃぐちゃの部屋で、だいたい足の踏み場がなかった。

主はいつも同じ座椅子に座ってて、来訪者は自分の居場所を作って、座っていた。たくさんのゲームがあって、週末ともなると大勢集まって、みんなで朝までやっていた。

いま思うと、私がそこに通ったのは冬の終りから夏のはじめのたった数ヶ月。記憶ではもっともっと長い感じなのに…。

はじめは彼氏について行ってたけど、ある時なぜか一人でたずねてから、たまに一人でも行くようになった。主はお決まりの位置に座り、ウィスキーだかなんかのボトルを開け、最近あんまみんなが来なくなったとかボヤきながら、そのボトルのフタでチビチビ呑んでいた。

なにを話していたかは、あんまし覚えてないけど、夜が明ける時間まで話していたこともたびたびあった。ハタチのわたしなりの人生相談でもしてたんだと思う。たくさん話を聞いてもらったことは確か。友情とかについても、アツく語ってたかなぁ。



ぐちゃぐちゃの部屋を深夜に三人で掃除したこともあった。掘れば掘るほど、いろいろなものがでてきて、たいへんだったことを覚えてる。ちょっとたってから行くとまた元のぐちゃぐちゃに戻ってて、ショックだった。でもそれが不思議と自然だったんだよね。

いつも家にいた主がバイトをはじめた頃から少しづつ、行く回数が減り、彼氏と別れてからはすっかり足を踏み入れれなくなった。
あのたまり場アパートから引越していくと聞いて、その引越しの日、さよならを言いたかったから、行こうと思ってたのに、行くことができなかった。
それはなぜ行けなかったのか、それとも行かなかったのかはもう忘れてしまった。
いつかまた会えるんだしって思っていたのは確か。

わたしが最期に彼とつながったのは、ネット上だった。ブログの掲示板で声をかけたのだった。
わたしのこと覚えてる?って。そしたら、当たり前だよ、元気?って返事がきた。
覚えてくれてることに安心して、特にそれ以上交わすことはなかった。もちろんまさかこんなことになるとは思わないから。

その頃バイトが一緒だった人の二次会に行き、彼と仲のいい人と会った。彼が結婚したんだよーってきいた。それから、そのバイト先の友人が結婚するときには二次会に呼んでねって、頼んだ。そうしたら、会う機会のないあのアパートの主に会うことができるから。

唯一の接点のブログも閉鎖され、実はその二次会に呼んでもらうのを楽しみにしてた。

そしてこの訃報。


この生きるという苦しみから早く放たれることができたんだって。実際現実的にはそんな言葉ですまされないのはわかってる。でもいまのわたしにはそう思うしかない。

彼にとってのわたしは、すっごくたくさんの友人の中の一人。でもわたしにとっては、実は大きな存在だった。ハタチのわたしが尊敬した人だから。

もう一度会いたかった。

天国から私を見つけてくれますか?ありがとうが聞こえますか?本当にありがとう。

わたしのようなものが彼の思い出を語るのはおこがましいのだろうけど、どうしても思ったことを記したかった。


卒業おめでとう。





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最終更新日  2006年11月01日 01時36分57秒
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