園芸侍の「なんでも植物栽培記」

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カテゴリ: 蘭、洋蘭
 先日、今年度の年末年始は、米国はフロリダ州マイアミとジョージア州アトランタへ旅行へ行ったことをブログで紹介した。この旅行の目的地の一つが、フロリダ半島南端に広がるエバーグレーズ国立公園(Everglades National Park)という広大な湿地帯で、 昨年の12月29日 の日記で紹介している。
Everglades National Park
 この国立公園でもっとも見てみたかった植物が、Encyclia tampensis(エンシクリア・タンペンシス)というランの仲間だ。カトレアに近い仲間で、実際にカトレアとの交配種もある。現地では、フロリダ・バラフライ・オーキッド(Florida Butterfly Orchid)と呼ばれている。しかし、この気の遠くなるほど広大な湿地帯のどんなところに自生しているのか、事前に調べる時間がなかったため、運に任せてとりあえず現地へ入った。
Everglades National Park 20151229-2Everglades National Park 20151229-9
 この湿地帯は海抜0メートルに近く、常にほとんどの植物が水に浸かっている状態だ。そんな湿地帯にもところどころ森が点在し、この上の画像のようにマツの森もある。こんな熱帯地方での湿地で、根が常に水に浸かっている環境に針葉樹のマツがたくさん生えているのも不思議な光景だ。この国立公園には、ところどころ遊歩道が整備された箇所があり、そのうちの一つを何気なしに散策することにした。そして、自称(笑)園芸研究家としての直感で、なんとなくランが生えてそうな場所を通った時に、樫の木のような樹肌の木を見上げてみると・・・
Encyclia tampensis 20151229Encyclia tampensis 20151229-2Encyclia tampensis 20151229-4
 おお、まさしくこれこそエンシクリア・タンペンシスに間違いない。成株サイズのものを6,7株ほど見た。日本でさえ、着生蘭の自生地を間近に見るのは難しいのに、遠い異国の地で間近に自生地を見ることができて本当に心が躍った。この時は開花期ではなく、またそれほど多くの個体は見られなかったが、はるばるやって来た甲斐があったと思う。開花期は5月から8月で、ピークは6月だそうだ。開花期に再び訪れてみたいが、なにぶんにも日本からは非常に遠いので実現するとは思えないが、夢は持ち続けたい。
Encyclia tampensis 20151229-3
 そして、さらに低い位置に幼苗がたくさん着生している木も発見。ここに種子がたくさん飛んできたのか、多くの株が着生していて、その可愛らしい姿にしばし見入った。なお、国立公園では動植物の採取は固く禁じられており、違反した場合は罰金刑が科せられるため、絶対に採取しないこと。また、 巨大なワニ も出没することがあるので(笑)、散策するときは足元にも注意されたし。
Everglades National Park 20151229-7
 この日の夕方には、マイアミ市内のラン専門業者を訪ね、ランの話に花を咲かせた。旅行から帰ってきてから1か月と20日が過ぎたが、未だにその余韻が頭から抜けない。今回はあまりにも羽を伸ばし過ぎたようだ(笑)。ただし、この旅行中にカード払いした代金の残りが今月末にゴッソリ引き落とされることになっているので、そろそろ現実に引き戻されそうだ(笑)。





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最終更新日  2016.02.24 19:35:48コメント(0) | コメントを書く


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