園芸侍の「なんでも植物栽培記」

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カテゴリ: 山野草・野生蘭
 今日は神奈川県某所のマヤラン自生地を見に行ってきた。もともと、その自生地を見つけたのは2003年7月のこと。下の画像がその時に撮影したもの。その場所にはわずか数本ほどしか生えていなかったが、現在のところ私がマヤランの自生を見たのはそれが唯一。その後、何度かその自生地を見ようと試みたのだが、ある事情で実現できなかった。その理由は、そこがヤマビルの巣窟だったからだ。
 初めて足を踏み入れた時はそれに気付かず、あとになってヤマビルが脚や背中に吸い付いていていることに気付いてギョッとした。それ以来、何度かこの時期になるとその自生地を見に行こうとしたのだが、一歩歩くごとに靴に数匹のヤマビルがくっついてくるほどにヤマビルの密度が濃く、とても足を踏み入れるどころではなかった。そんなわけで17年間もその場所に行けなかったのだが、今日は意を決して見に行ってきた。
 もちろん、それなりにヤマビル対策はしておいた。右手にピンセットを持ち、左手には食塩水の入ったスプレーを持ち、靴やズボンの裾に食塩水をスプレーしながら森の奥へ進んだ。そして足にまとわりつく多くのヤマビルをピンセットで取り除きながら、17年前に数本だけマヤランが生えていた場所にたどり着いたが、台風の影響なのか地表がかなり洗い流されていて、全く自生が見られなかった。それでも何とか周囲を見て回った結果、めでたく1本だけ見つけることに成功。
 今回見つけたのはたった1本とはいえ、開花してからまだそれほど日が経っていないような新鮮な花。撮影している間にもあのグロテスクなヤマビルがどんどん這い上がってくるためにあまり長居はできなかったが、今日は意を決して来た甲斐があった。なお、再びヤマビルをピンセットで取り除きながらなんとか森の外に出た後になって、なんとなく胸のあたりがモソモソするのでいや~な予感がしたのだが、シャツを脱いでみたら2匹のヤマビルが服の中に入っていた。どうもあのヤマビルは苦手だ。。。





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最終更新日  2020.07.19 21:06:56コメント(0) | コメントを書く
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