英国民謡好きの戯言

英国民謡好きの戯言

2009/02/25
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captain beefheart

  1. Frownland
  2. The Dust Blows Forward’n The Dust Blows Back
  3. Dachau Blues
  4. Ella Guru
  5. Hair Pie: Bake 1
  6. Moonlight On Vermont
  7. Pachuco Cadaver
  8. Bills Corpse
  9. Sweet Sweet Bulbs
  10. Neon Meate Dream Of A Octafish
  11. China Pig
  12. My Human Gets Me Blues
  13. Dali’s Car
  14. Hair Pie: Bake 2
  15. Pena
  16. Well
  17. When Big Joan Sets Up
  18. Fallin’ Ditch
  19. Sugar ‘n Spikes
  20. Ant Man Bee
  21. Orange Craw Hammer
  22. Wild Life
  23. She’s Too Much For My Mirror
  24. Hobo Chang Ba
  25. The Blimp (mousetrapreplica)
  26. Steal Softly Thru Snow
  27. Old Fart At Play
  28. Veteran’s Day Poppy



Captain Beefheart (41.1.15~)
b-clarinet, tenor sax, soprano sax, vo
Antennae Jimmy Semens
steel appendage-g
Zoot Horn Rollo
glass finger-g, flute
Rockette Morton (49~)
b, narration
Drumbo (49~)
ds
The Mascara Snake
b-clarinet, vo
Doug Moon
g (11)

produced by Frank Zappa(40.12.21~93.12.4)
album design Cal Sche3nkel

 どこでだったか キャプテン・ビーフハート が「 イワン・マッコール を聴きまくっていた」という情報を入手したバートサン。
 へーそれなら買ってみるかと 「トラウト・マスク・レプリカ」 をゲットしました。
 しかも1680円という高値で。
 このお魚ジャケの評判は方々で目に(耳に)しているけど、肝心の音はまったく知らない状態で四捨五入2000円も出したのはわれながらすごい。

 さて聴いてみました。

 期待していたマッコールっぽさはほとんど感じ取れなかったけど、いやマッコールもフォーキー・サウンドだけじゃなくジャジーなこともやっていた新事実が先日発覚したのでひょっとしたら私のヘボな耳では感じ取れなかっただけかもしれないけど、とにかく愉快なアルバムです。
 あ、でも21の旋律は確かにマッコールっぽいかも。

 まず28曲収録トータルおよそ80分ってとこにニヤリ。
 これアナログだと2枚組だよね、もしもこれが紙ジャケ再発するとしたら(してそうだ)、CDも2枚に分けなきゃね。
 「アーティストの意向により長時間収録取り扱い注意」とあるけど丁寧に扱う気なんてちっとも起きない。
キャプテン・ビーフハート&ヒズ・マジック・バンド はぞんざいな扱いでもきっと許される。

 誰一人として本名を名乗っていないとこにニヤリ。
ドランボ って何なんだよ。
マスカラ蛇
 リーダーからして牛心臓。…ハツか?

 楽器編成もこれまたニクイ。
 木管2人、変なギター2人そしてベースとドラム。
 いつものように英国民謡を聴く姿勢で臨めばクラリネットってのは哀愁とか甘美とか故郷とか、そんな単語が思い浮かぶ。
 だけど本作ではそんなノスタルジックなこと思うはずもなく、混沌。錯乱。高揚。


 もうね、声域を落としてバックの演奏をすり替えれば中途半端なデス・メタルになれそうな。
 ダミ声じゃないほうの歌声だって相当な曲者で、端からラリパッパでやってやろう…というか別段狙わなくても頭の弱そうな歌い方になっている、そんな状態。
 歌うのか喚くのか喋くるのかどれか一つに決めろと言いたくなるような時間も多いのですよ。

 曲調は大方の予想とほぼ一緒。
 まー言うなればおくすりミュージックですね。原色カラフルなヒッピーさんたち。ロックともポップスとも言い難いなこれは…
 ダウナー:アッパーの割合は3.5対6.5くらいでアッパー優勢で、カオスでありつつも通して聴くとちゃんとまとまってる。
 こいつら絶対に葉っぱキメながら演奏してるな、毎日がラリラリだろうな…と思うこと必至ですよ。
 おくすりはおくすりでも当然 インクレディブル・ストリング・バンド のような可愛らしいものではなく、その質感は トゥインク に近い。あるいは グレアム・ボンド とか。

 自分では健全なおくすりにしか手を出さないバートサンですが、こういう悪いおくすりの影がちらつく音楽は大好物なのです。
 音楽同様に統一性があるようでないようなご衣裳もかなり好き。

 これと似たような理由で フランク・ザッパ もそろそろ聴いておかねばと思ったら本作はザッパがプロデュースしているのだった。


 公式サイト: http://www.beefheart.com/


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Last updated  2009/02/25 08:15:02 PM
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