クラシック音楽リスナーの局(tsubone)

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April 1, 2006
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当ブログでも時々コメントいただいたいる アナカプリの丘 コメント いただきました.

ミルシタインの演奏CDを探そうと思っていた矢先に,そのコメントをお読みになった知人のWさんからご 示唆を頂き リンクをたどりましたところ, こんな頁 に行き当たりました.シャコンヌの楽譜がpdfでダウンロードでき,そしてRealOne Player(フリー版をダウンロード可能)をお持ちならストリーミング再生で彼のシャコンヌの全曲が試聴できるようです.これは1954年3月24日の録音でモノラルです.(ただ,このサイトは送信バイト数の上限が決まっているようで,その上限を超えるとしばらくつながらなくなるようです.)

その頁によりますと,ミルシタインは1929年に米国でデビューして成功,1930年に米国の市民権をとりました.その後ヨーロッパに住んだり,はたまたジュリアードで時々教鞭をとったりしていたようです.引退は83歳の1987年とあります.今となっては伝説のヴァイオリニストのひとり,ということになるのでしょうか?有名なハイフェッツも師事していたAuer門下なのだそうで,「ロシア組み」とでも言うべきロシアが輩出したヴァイオリニストたちの系譜にのっているようです.

パソコンのスピーカーの音は,CDを聴くステレオセットと違ってあまりよくないのが残念ですが,ストリーミングで聴いたミルシタインのシャコンヌは,音にとても張りがあり,音の粒をはっきりさせてくっきりくっきり弾くタイプのような感じがしました.例の二長調に変わるところは,ビブラートをたっぷりかけて,憎らしいほどやさしく歌っています.お~なるほど~,という感じ.それまでの緊迫感のある音楽との対比に彼はこういう解を出したのですね.その後の畳み掛けていくテンポ感にもなるほど納得!確かに,確固たる個性をもつ演奏で,これを最初に聴いて,これがシャコンヌというイメージをもつと,はまる感じのする演奏ですね...

ますます,今手元にあるCDの演奏をいろいろ聴き比べたくなってしまいました...

庭の水仙.JPG








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Last updated  April 1, 2006 10:23:23 PM
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