○BCアンサンブルはおれが学生の頃に団員として入ってから今までずっとお世話になってきた団体。もう30年近いお付き合いなんだな。長い。いろんな面で「跳ねっ返り」だった学生時代のおれは、地元の団体とは上手くいかないことが多かったのだが(ぜんぶおれが生意気で至らなかったせいです)、○BCアンサンブルだけは違った。代表のNしだ先生も当時トレーナーでいらっしゃっていたTやま先生も、「跳ねっ返り」なおれをいつも気にかけ、かわいがって下さった。日本に帰ることにしたのも、東京や名古屋ではなく長野を拠点にすることにしたのも、Nしだ先生の助言と○BCアンサンブルの存在が大きい。留学から帰ってきてからはコンマス兼トレーナーとゆー立場になったが、そんなわけなので気分としては今でも団員に近いと思う。 アンサンブルは合唱との共演も多く、"Messiah"はもちろん、ほかにもいろんな曲をやったし、秋山郷とか川上村とか天龍村とか小谷村とかいろいろ県内全域、合唱といっしょにさまざまな所に行って演奏した。学校の体育館でVivaldiの"Le quattro stagioni"Kやま先生の音楽との出会い。ご存命中に、先生の前でコンマスとして作品を演奏できたことは、ほんとに光栄なことでした。今回の打ち上げには先生の奥さまもいらっしゃっていて、おれもすこしまとまった時間お話しさせていただきました。やっぱり先生の曲はどうしてもやらなきゃいけない。絶対やらなきゃ。 そしてアンサンブルの独特でのんびりした空気感。これはおれが入ってから約30年、ずっと変わらない。これが失われてしまうのは、ほんとに悲しい。合唱の方は名前を変えて継続するようですが、アンサンブルの方は今のところ未定。局の助成なしでどのくらいできるのかわからないが、無理のない形で継続できるような方向でちょっと話をしよう、とゆーことにはなってます。続くといいんだけれど....。