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かとう あきら

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2011/03/27
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カテゴリ: 日記
3/20

前日と同様に、何とも形容し難い心境。
「がっちりマンデー」 「らでぃっしゅぼーや」
同居人は美容院予約してあるので、早くにタクシーで出発。女性ソリストってほんとに大変。おれはゆっくり出発。事務所代表に拾ってもらいました。ありがとー。

G.P.は「大工」から。前日に積み残した1から。2、3は流す程度。Chorusはピンポイントで全力で歌ってもらって、ほかはできるだけ抑えめに。声を無駄遣いさせないように気をつけてやってるのに、油断するとすぐ全力で歌おうとする(笑)。みなさん、本番前で興奮してるんだねー。たいへん結構なことです(笑)。
最後に「囃子」。
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いろいろ確認して、終了。やっぱり押しちゃった。すいません。


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↑は昼食で頂いたサンドイッチ。同居人とじゃがー先生もうちの楽屋に来て、食べました。にぎやかー。

14時、「大工」の本番、スタート 。1400のお客さまに聴いていただいたそうです。ありがとうございました、
まず、主催者・来賓の挨拶。 市長のあいさつは報道でも取り上げられましたが、ちょっと話題になるような内容だった
で、演奏開始。今回のコンサートについては、ほんとうにどう書いたらいいのかよくわからない。特別な心境、特別な状態で振りました。文字通り、何かにつき動かされるように振った。そして、いろんなことが頭の中に浮かんでは消えた。被災地のこと、悲劇的な映像の数々、演奏会を中止しなければならなかったFロイデの諸君の顔や無念だったであろうその気持ち...などなどなど。ほんとうにいろんなことを、フラッシュバックのように...。でも、同時に音楽にもすごく集中していました。集中というより、我を忘れて没頭していた、のめり込んでいたと言った方がいいかも。それなのに、冷静さもちゃんとあった。うまく説明できないのだが、とにかく、このような精神状態で指揮したのは、初めてです。
この時期のコンサートの開催については賛否両論あることは承知してます。こーゆー国難の時期には、演奏会を開催するのも苦渋の決断だし、中止するのも苦渋の決断。そんな中での演奏だから、やるからには全身全霊でやろうと思いました。ベストは尽くしたつもりです。

小山先生の 「囃子」 。遺影を持つ小山先生の奥様の前での演奏。引き締まりました。みなさんよくがんばって、いい演奏になったと思います。終戦後の虚脱感の中、疎開先の福島で書き始められ、焼け野原の関東で完成された作品。「ふるさと」を想う心に満ちた音楽、というより、もはやこれは「ふるさと」そのものと言った方がいいかもしれない。そして、その「ふるさと」に壊滅的な打撃を受けた人々がたくさんいらっしゃる現在、このような音楽を演奏するということの重さ。心をこめて、一生懸命演奏しました。おれは、冷静さを保てただろうか。でも、地域の誇る傑作を、こうした機会で演奏できて、たくさんのお客さまに聴いていただけたのは、ほんとうによかったと思います。

合唱、ソリストも入場して、全員揃ったところで黙祷して、そのまま「大工」。
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ソリストのみなさん、素敵でした。同居人も、よくがんばったんじゃないかな。オケもChorusもよくがんばってくれました。○ノーレを核にして、そこに地域の音楽団体から有志のみなさんが参加している「寄せ集めオケ」。そして、地域の団体の混成チームのChorus。まとめあげるのは正直たいへんなことだったし、心配でしたが、本番はよくまとまったと思います。みなさん、ほんとうにありがとう。OざきさんもChorus指導、ありがとうございました。ほんとに心の支えでした。感謝感謝です。演奏は、ちょっと通常とは異質のものだったと思う。ほんとうに、この曲の精神、歌詞がこれほど身にしみたことはありません。ここまでメッセージ性の強い「大工」になるとは思ってもみなかった。忘れられない「大工」になったのは間違いないのだが、ほんとうに複雑な心境です。ほんとは何事もなく、全国的にごく普通の幸せな日常が確保されている状態で演奏したいし、聴いてもらいたい。
閉館になってしまうこの会場への感謝の気持ちも、もちろん込めました。ほんとうはそのためのコンサートだったのに、震災でかなり意味合いが変わってしまいましたが、感謝の気持ちには変わりないです。愛着のあるホール。おれもここで沢山弾かせてもらったし、すばらしいコンサートも数多く聴いた。心から感謝しています。





終了後、楽屋でパーティーまで休憩。畳の部屋なので寝転がってのんびりさせてもらいました。ボロボロだったのでありがたい。

で、ロビーで打ち上げとゆーか、パーティー。
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先生の奥さまと久しぶりにお話させていただきました。光栄です。次回○ノーレ定期も会場にお出でいただけるそうです。しかも奥さまは、 次回に我々がやる曲 が、ことのほかお好きなのだとのこと。これは何が何でもがんばらなければけいけません。今年はもう一度「囃子」もできそうだし、ほんとにいい年だ。

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この日は地元のケーブルで生中継があったのだが、パーティー会場でその録画を再生してました。むむー……。(おれは疲れるので、見ません)

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モニターを見る人々&楽しげな2人。

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SなのBaby。大きくなれよーっ!

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T城さん、K住さん、お世話になりました。ありがとうございました。

♂じゃがー号で送ってもらって帰宅。ありがとうございますー。
パーティでほんとに何も喰えなかったので、軽く夕食。
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スパゲティ2種。

出演者のみなさん、関係者のみなさん、ありがとうございました。おつかれさまでした。





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Last updated  2011/03/27 10:42:27 PM


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