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かとう あきら
長野市在住。かとうあきらのBlogです。 長野を拠点に、名古屋、東京などで音楽の仕事しています。 アマチュアオケの指揮指導、violin,violaのレッスン、コンサート企画、楽曲解説の執筆、レクチャーなど。 2011年に脳出血で倒れ、 現在も左半身麻痺状態でリハビリ継続中。
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2011/06/14
カテゴリ： 日記
（承前）着替えて14時から本番。
Mozart"Der Schauspieldirektor" Ouverture。初期の○ノーレは古典がほんとに多かった。みんな一生懸命練習してたんですけど、あれはほんとに下手くそだったなー（笑・失礼！でも、おもしろい演奏ではありました）。あの頃からすると、ここ最近の○ノーレの古典演奏は隔世の感あり。今回のMozartも気になる残念な箇所は山ほどあれど、全体としては何だかふつうに聴けちゃうし、意外とご機嫌な演奏だったりする。ほんとに悪くなかったですよ。限られた練習時間の中でここまでできるようになったみなさんは、たぶんホントに上手になったんだね（笑）。いずれまた、みなさんとMozartができることを楽しみにしてます。それにしても素敵な曲だったな。大好きな曲。
で、 「能面」 。おれにとっては思い入れのある作品だっただけに感慨も深く、文章で書き表すのは難しいほど。ほんとに、この作品ができて幸せだった。そして、奥さまと茂さんにも聴いていただけて光栄でした。ブラスではやってるようですが、オリジナルのオケ版はほとんどやられないなんて、やっぱり間違ってる。とんでもない傑作だと思う。指揮をしててここまでの感じになったのは伊福部先生の "LAUDA CONCERTATA" 以来かもしれません。でも「能面」はちょっと質が違った。強いて言うならLAUDAはトランスだが、能面の場合は『憑依』なのだと思う。演奏中は頭のどこかにクールな部分はもちろんありましたが、やはり大げさではなく 「頼政」 に取り憑かれている感覚が常にあった。「頼政」の面をつけたような感覚と言ってもいいのかもしれない。自分じゃなかった。恐ろしい曲。
オケは素晴らしかった。冒頭の長いオーボエの無伴奏ソロ（Bravo！）をはじめとしてフルート、ピッコロ、トロンボーンなど管楽器のソロのみなさんは最高に素晴らしかったし、金管もかっこよかった。入魂の打楽器群も最高だった。そして異常に気合いの入ったコンマスYこたくん率いる弦楽器もとてもすばらしかった。ハープもピアノもいいタイミングでいい音だった。みなさん、ほんとうにありがとう。○ノーレ史に残る名演だったと思いますよ。もちろんいろいろ拙い面も多々あったけど、みなさん精一杯がんばったんだから。小山先生も許して下さると思います。たぶん。
休憩中、マダムAゆみご一家が楽屋に来てくれる。相変わらずで何よりです。Baby、大きくなったなー、よしよし。けんちゃんは久しぶりー。
アンコールで「もぐら追い」。やっぱりすごい音するなー。実に楽しかった。小山先生、すごい。この作品はいろんなヴァージョンがあるんだが、オケ版はその中でも一番新しいもの。1980年代に初演して以来、ほとんどやられていないか、もしかするとずっとやってなかったと思う。長野ではもちろん、オケ版は一度も音になってないと思われます。昨年、市の保管庫からスコアを探し出し、パート譜を新しく作って演奏しました。これも長野の古来から伝わる伝統的音楽ですから、我々は今後大切にしていかなきゃいけない。演奏もよかった。理屈じゃない。だってみんな長野人だから。血ですよ。
このように地域の文化のために大事な活動をしている意識の高いオケに関わらせていただいていることを、おれはほんとうに誇りに思います。感謝してます。ありがとうございました。
そうそう、Hやかわさんに作っていただいた衣装はやっぱり軽くて素晴らしかった。暑さや汗によるダメージもいままでとが段違いに少なくなってかなり楽になった。感謝感謝だ。
着替えて、撤収。
じゃがー先生に送っていただいて、自宅。シャワー浴びてすっきりする。そのまま倒れ込んでしまいたい欲求にかられるが、もちろん飲みたいのでがんばる。タクシーでじゃがー先生も拾って同居人と3人で駅前のいつものお店。
そうそう。演奏会が終わってから雨になった。小山先生が止めていてくれてたのかもしれませんね。いや、きっとそうに違いない。先生、ありがとうございました。
で、打ち上げ！最高に楽しかった！
若き司会者！なかなかよかったですよー！
小山先生の奥さまのお言葉。
そしてご長男である茂氏。
お二人からは身に余るようなお言葉を頂きました。光栄なことです。ありがとうございました。ほんとうに演奏することができてよかったですし、聴いていただいて幸せでした。奥さまにはいつも先生の遺影を胸に聴いていただいて、身が引き締まる思いです。以前、いずれ能面をやりたいと思ってますと奥さまにはお話ししていたのですが、実現してほんとうに、ほんとうによかった。
Kいで先生にもありがたいお言葉をいただきました。先生がいらっしゃたから、我々は小山先生の作品の素晴らしさを知ることができた。心から感謝してます。
いつもおとなしくてお利口さんだなー。
お手伝いのお二人も、ありがとう！感謝感謝！
楽しく飲んで、じゃがー先生とMるやま嬢とタクシーで帰宅。
気絶するように就寝。
Mozart"Der Schauspieldirektor" Ouverture。初期の○ノーレは古典がほんとに多かった。みんな一生懸命練習してたんですけど、あれはほんとに下手くそだったなー（笑・失礼！でも、おもしろい演奏ではありました）。あの頃からすると、ここ最近の○ノーレの古典演奏は隔世の感あり。今回のMozartも気になる残念な箇所は山ほどあれど、全体としては何だかふつうに聴けちゃうし、意外とご機嫌な演奏だったりする。ほんとに悪くなかったですよ。限られた練習時間の中でここまでできるようになったみなさんは、たぶんホントに上手になったんだね（笑）。いずれまた、みなさんとMozartができることを楽しみにしてます。それにしても素敵な曲だったな。大好きな曲。
で、 「能面」 。おれにとっては思い入れのある作品だっただけに感慨も深く、文章で書き表すのは難しいほど。ほんとに、この作品ができて幸せだった。そして、奥さまと茂さんにも聴いていただけて光栄でした。ブラスではやってるようですが、オリジナルのオケ版はほとんどやられないなんて、やっぱり間違ってる。とんでもない傑作だと思う。指揮をしててここまでの感じになったのは伊福部先生の "LAUDA CONCERTATA" 以来かもしれません。でも「能面」はちょっと質が違った。強いて言うならLAUDAはトランスだが、能面の場合は『憑依』なのだと思う。演奏中は頭のどこかにクールな部分はもちろんありましたが、やはり大げさではなく 「頼政」 に取り憑かれている感覚が常にあった。「頼政」の面をつけたような感覚と言ってもいいのかもしれない。自分じゃなかった。恐ろしい曲。
オケは素晴らしかった。冒頭の長いオーボエの無伴奏ソロ（Bravo！）をはじめとしてフルート、ピッコロ、トロンボーンなど管楽器のソロのみなさんは最高に素晴らしかったし、金管もかっこよかった。入魂の打楽器群も最高だった。そして異常に気合いの入ったコンマスYこたくん率いる弦楽器もとてもすばらしかった。ハープもピアノもいいタイミングでいい音だった。みなさん、ほんとうにありがとう。○ノーレ史に残る名演だったと思いますよ。もちろんいろいろ拙い面も多々あったけど、みなさん精一杯がんばったんだから。小山先生も許して下さると思います。たぶん。
休憩中、マダムAゆみご一家が楽屋に来てくれる。相変わらずで何よりです。Baby、大きくなったなー、よしよし。けんちゃんは久しぶりー。
アンコールで「もぐら追い」。やっぱりすごい音するなー。実に楽しかった。小山先生、すごい。この作品はいろんなヴァージョンがあるんだが、オケ版はその中でも一番新しいもの。1980年代に初演して以来、ほとんどやられていないか、もしかするとずっとやってなかったと思う。長野ではもちろん、オケ版は一度も音になってないと思われます。昨年、市の保管庫からスコアを探し出し、パート譜を新しく作って演奏しました。これも長野の古来から伝わる伝統的音楽ですから、我々は今後大切にしていかなきゃいけない。演奏もよかった。理屈じゃない。だってみんな長野人だから。血ですよ。
このように地域の文化のために大事な活動をしている意識の高いオケに関わらせていただいていることを、おれはほんとうに誇りに思います。感謝してます。ありがとうございました。
そうそう、Hやかわさんに作っていただいた衣装はやっぱり軽くて素晴らしかった。暑さや汗によるダメージもいままでとが段違いに少なくなってかなり楽になった。感謝感謝だ。
着替えて、撤収。
じゃがー先生に送っていただいて、自宅。シャワー浴びてすっきりする。そのまま倒れ込んでしまいたい欲求にかられるが、もちろん飲みたいのでがんばる。タクシーでじゃがー先生も拾って同居人と3人で駅前のいつものお店。
そうそう。演奏会が終わってから雨になった。小山先生が止めていてくれてたのかもしれませんね。いや、きっとそうに違いない。先生、ありがとうございました。
で、打ち上げ！最高に楽しかった！
若き司会者！なかなかよかったですよー！
小山先生の奥さまのお言葉。
そしてご長男である茂氏。
お二人からは身に余るようなお言葉を頂きました。光栄なことです。ありがとうございました。ほんとうに演奏することができてよかったですし、聴いていただいて幸せでした。奥さまにはいつも先生の遺影を胸に聴いていただいて、身が引き締まる思いです。以前、いずれ能面をやりたいと思ってますと奥さまにはお話ししていたのですが、実現してほんとうに、ほんとうによかった。
Kいで先生にもありがたいお言葉をいただきました。先生がいらっしゃたから、我々は小山先生の作品の素晴らしさを知ることができた。心から感謝してます。
いつもおとなしくてお利口さんだなー。
お手伝いのお二人も、ありがとう！感謝感謝！
楽しく飲んで、じゃがー先生とMるやま嬢とタクシーで帰宅。
気絶するように就寝。
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Last updated
2011/06/14 11:18:02 PM
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