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かとう　あきら

長野市在住。かとうあきらのBlogです。長野を拠点に、名古屋、東京などで音楽の仕事しています。アマチュアオケの指揮指導、violin,violaのレッスン、コンサート企画、楽曲解説の執筆、レクチャーなど。 2011年に脳出血で倒れ、現在も左半身麻痺状態でリハビリ継続中。

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2014/03/20

マイノリティ・リポート

テーマ：最近観た映画。(41055)

カテゴリ：日記

2014/03/20

午前は自主トレ中心。
スピルバーグ監督の「マイノリティ・リポート」(2002)観る。非常におもしろい◎。

最近ディックの原作を読んだばかりだったので
よりおもしろく観ることができた。
これは特典映像のインタビューでも再三触れられているが、
SFというよりはスリラー、サスペンス。
もちろん特撮方面の見所も多々ある。
トム・クルーズが何だかわけわかんないうちにあれよあれよとゆー間に事件に巻き込まれて追われる立場になって逃げ回るとゆー筋立ては
ヒッチコックが撮っても不思議がないほどだ。
黒や影を強調した暗い画面作りは（これもインタビューで言及されているが）かつてのハリウッドのフィルムノワールそのもの。
追う立場だったトムが逃げ前回ることになる中盤からは圧倒的なおもしろさ。これは圧倒的な資金力で金をかけまくって作っているけれど
、実質的にはB級の小品スリラーと言っていいのかもしれない。
トムが家庭のことで深く傷ついていて薬物に頼っているちょっとダーティな警官とゆー設定もうまくいってる。全体に原作のディック特有のペシミスティックな雰囲気がうまく出ていて良かった。
スピルバーグ自身が「実験」してると述べている通りの作品。