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かとう あきら

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2015/01/04
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カテゴリ: 日記


終日自宅。
子どもオケのじゅんび。はやく子どもたちに会いたい。
近所のドラッグストアまで買い物ついでに散歩。

DSC_1045g.JPG
スパゲティ2種をワンプレートで。

マキノ雅弘「日本侠客伝 血斗神田祭」(1966)観る。
健さん追悼、合掌。
この時期の健さんはマジ最高。
おれは晩年のシブい健さんも好きだが、
正直言うと
東映プログラムピクチュア時代の若き健さんがいちばん好き。
超おもしろい◎。
最後はあまりにものすごい盛り上がりで涙出そうになった。
ラストの健さんの立ち回りはものすごい。嵐のような凄さだ。こんなに激しく強烈な健さんの殺陣もあまりないのではないか。
息をもつかせぬものすごいスピード感。びっくりだ。
終盤、神田祭の中での殴り込みの現場に打ち鳴らされる半鐘を聞いた火消したちが集まっていく「わっしょい」な感じはもう最高のマキノ節で、
あまりのことに泣けてくる。
とにかく盛り上げる盛り上げる。
この作品は日本侠客伝シリーズの第4作。おれは第1作から第6作まで観たが、この作品はその中でも明らかに上位にランクされる作品と思う。
圧倒的な傑作だ。
物語の骨子は伝統的な任侠モノの定型をしっかり踏まえているものの、
内実は健さんと藤純子、
鶴田浩二と野際陽子の2つのカップルが悲恋物語が縦横に絡み合う実質的には恋愛映画と言ってもいい内容。
情緒纏綿たる作品。
この主軸の2組のカップルのひたすら忍ぶストイックな恋物語に藤山寛美と中原早苗のカップルの陽性で賑やかな恋物語が絡んでいく構成。
笠原和夫の脚本。完璧だ。すげー。
監督の手がどのくらい入ってるかわからないけど、これはすごいと思う。
天津敏と遠藤辰雄の悪役コンビは例によって安定感抜群。
今回珍しいのが河津清三郎が悪役ではなく100%「いい役」(火消しの親方)で出ていることだ。
どこかでいきなり悪役に変身するのかと思ったらいい役のままだった。疑ってすまん。内田朝雄も今回はいい役。
中原早苗と野際陽子がマキノ演出独特の所作をしっかりこなして大熱演。
超よかった。
藤純子、やっぱりすごい。
その眼差し、所作のひとつひとつがものすごい説得力だ。
野際陽子と中原早苗の演技からはマキノ監督の「振り付け」の存在が明瞭に伝わってくるが、
藤純子の演技は監督の「振り付け」を観客に意識させることはほとんどない。マキノ監督独特の「振り付け」を完全に自分のものにしてしまっている。
やっぱり藤山寛美はすごい。
火消しのメンバーたち、大木実、山本麟一、里見浩太朗が健さんを中心に並んでいるのを見るだけで幸せになる。何という安定感。
長門裕之は今作は三のセンは一切なし。山城新伍も今作は三のセンはなし。
鶴田浩二はいつものように色っぽい。
中原早苗の八の字まゆげが超かわいい

おれは日本侠客伝シリーズのマキノ監督の担当した作はレンタルではなくDVDを購入することにしてる。「緋牡丹博徒」シリーズと「仁義なき戦い」シリーズもレンタルせず購入。これらの作品は何度も繰り返し観るので、レンタルの方が高くつくのだ。
「血斗神田祭」はなかなかDVDの価格が下がらなかった。
最近ようやく安く出たのだ。やっと観ることができた。満足。


夕食。
DSC_1048g.JPG
ドイツっぽいメシ。このワンプレートとおぼろ昆布のお吸い物だけ。炭水化物なし。
ノンアルコールビール飲む。洗い物して翌朝の仕込みしていつものようにはやく寝る。





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Last updated  2018/01/01 10:40:52 PM


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