元代表の穴

Calendar

Profile

かとう　あきら

長野市在住。かとうあきらのBlogです。長野を拠点に、名古屋、東京などで音楽の仕事しています。アマチュアオケの指揮指導、violin,violaのレッスン、コンサート企画、楽曲解説の執筆、レクチャーなど。 2011年に脳出血で倒れ、現在も左半身麻痺状態でリハビリ継続中。

フォローする

Freepage List

号外

(82)

Keyword Search

▼キーワード検索

< 新しい記事

新着記事一覧(全7322件)

過去の記事 >

2015/04/21

/2015April./15

マキノ雅弘「日本侠客伝斬込み」(1967)めっちゃおもしろい。最高◎。
これはレンタルではなくDVDを購入。マキノ監督の日本侠客伝はできるだけ購入するようにしてます。日本侠客伝のシリーズは仁義なき戦いと同様に繰り返し観るので、レンタルの方が高くつく。
数年後にマキノ監督自身が日活でこれをリメイクした「牡丹と竜」(1970)は観た。
リメイクを先に観て、オリジナルは後で観たので、順番が逆になった。
それはそれでおもしろかった。
今度また詳細に見比べてみたいと思う。
まず圧倒的に違うのが藤純子と和泉雅子の差。
こぼれおちるような風情のあるヒロイン藤純子の演技に比べるとリメイクのヒロイン和泉雅子は悪くないんだけど、
藤純子に比べると絶望的に固い。
リメイクは主役が高橋英樹
おれは高橋英樹は大健闘だと思った。
やっぱり健さんの方がいいけど....
藤純子と和泉雅子ほどの大きな差は感じない。
ホントはこれ山本陽子でやりたかったとのこと。」和泉雅子には悪いけど、たぶんその方が良かったかも。
オリジナルで金子信雄（最高だ！）がやってる役をリメイクでは小林旭がやってるんだけど、おれはリメイク版の小林旭の演技がかなり好きなのだ。マキノ流の演出の元で実に楽しそうに演じていて観てる方もうれしくなる。
オリジナルの金子信雄は珍しく善人役。ホントにすばらしい。いつものように常連の長門裕之も最高の演技。南田洋子の演技は圧倒的。石山健二郎が親分ってのも、個人的にうれしい。好きな役者さんなのだ。
テキ屋の衆が「おう！いっちょやったるか！」ってうわっと盛り上がるときの呼吸が最高に小気味良い。マキノ節。