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かとう　あきら

長野市在住。かとうあきらのBlogです。長野を拠点に、名古屋、東京などで音楽の仕事しています。アマチュアオケの指揮指導、violin,violaのレッスン、コンサート企画、楽曲解説の執筆、レクチャーなど。 2011年に脳出血で倒れ、現在も左半身麻痺状態でリハビリ継続中。

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2015/05/18

春夏秋冬、そして春

カテゴリ：日記

昼食

肉野菜炒め（コチュジャンとダシダでやってるので韓国風）、
キムチ納豆。
ごはんは食べない。

キム・ギドク監督「春夏秋冬、そして春」(2003)観る

美しい。素晴らしかった。とても良かった。
ギドク作品は様々なメタファーを自分なりに解釈しながら観る楽しみがある。
時々、作品があまりにもメタファーだらけで、いちいち考えさせられるので、
それがちょっと煩わしかったりすることがある。
この作品の場合は、
日本人ならそんなに考えなくてもスッと腑に落ちる感じの仏教的寓話になっているので、
いちいち細々と考えることもあまりなかった。
ギドク作品はキリスト教的な暗喩に満ちた作品も多いが、
これはかなり仏教寄りなので、日本人にはわかりやすい映画といえると思う。
石を背負うとゆーあたりはキリスト教的でもある。
通常のギドク作品と違って、毒や灰汁が少なめ。
比較的素直で自然。見やすい作品。
とてもよかった。感動した。
湖の真ん中のお寺、とゆーロケーションが素敵だ。
「秋」で主人公が彫った般若心境の彩色を手伝う刑事二人組がよかった。
この作品で聴く『アリラン』は異様な迫力があった。
「冬」ではキム・ギドク自身が出演。凄い。鍛え抜かれた身体。
オ・ヨンス演じる老僧が良い。
ハ・ヨジン、とても魅力的。
季節が巡ってまた春が来るように、映画もループし、輪廻してゆく。

原罪、輪廻転生、贖罪。

夕方家内と近所のスーパーで買い物。

夕食