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かとう あきら

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2017/02/03
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カテゴリ: 日記
2017/01/31
軽く雪の朝。寒い。
大雪警報出てたので心配したが、
大したことなくてよかったです。

午前、家内に送ってもらって病院。リハビリ。


メンテしてもらってます。肩のホットパック中。
この状態で約10分。
その後、少しずつ動かしてマッサージしていきます。
気持ちよくて軽く寝落ちしました。
丁寧にメンテしてもらってちょい楽になりましたが、
宿題もしっかり出ました。甘くない。


帰宅して昼食。ラーメン作って食う。


御代田の古越製麺の麺。
古越製麺さんの麺は最高。
実にうまいです。
長野市だと東急ライフ、WATAHAN南長池店あたりで売ってます。
(ない時もあるかも...)
古越製麺さんの麺は、買い物に行って棚にあればとりあえず
数食分買っておくことにしてる。
スープはいつもの麺好亭の小袋のスープ。今日は醤油味。



加藤泰監督「骨までしゃぶる」(1966)




遊郭の物語。女郎さんたちのお話。
廓のシステム(一向に減らない前借のカラクリ、行政の関わり)のようなことまで、
非常に克明に丁寧に描かれる。
セットも小道具も細部まで丁寧に造られ、
それを加藤泰監督独特のローアングルのモノクロ画面で、
これ以上ないほどのクオリティでフィルムに焼き付けてゆく。
東映のスタッフのすごさに唸る。
映像のあまりの美しさと繊細さ、力強さにはただ唖然とするばかり。拝みたくなる。
女郎の話なので悲しく切ない部分がとても多いが、
たくましく希望に満ちた作品でもある。
ずっと観たかった作品。ようやく観ることができた。
加藤泰絶頂期の一作。
ちなみに1966年の加藤泰監督は
「沓掛時次郎 遊侠一匹」「男の顔は履歴書」
を撮って、この作品も撮ってる。信じられない。ふつうに考えたら一生に一本か二本撮れるかどうかとゆーレベルの傑作を一年でこんなに発表してしまってる。
恐ろしいことだ。

チャンバラ皆無の力強い女性讃歌。

桜町弘子さんの圧倒的な熱演に尽きる映画。
加藤泰の演出力もあるだろうけど、
この作品の桜町弘子は尋常じゃないと思う。
一世一代の名演。


三島雅夫さん、素晴らしすぎる。名優だ。
例によって基本的に柔らかな物腰なのに、時々マジ怖い。
足抜けしようとした女郎を折檻する場面は怒りだけではなく、
サディズムの快楽に溺れているような空気すらちょっと漂わせたりもする。
三原葉子さん、最高。
(三島雅夫と三原洋子が廓の経営者夫婦ってのは絶妙だ)
加藤泰の作品の三原葉子さんはエロくもなくてキワモノ的でもなくて、
非常に正攻法のすごい演技。好きです。
菅井きんさん、最高。菅井さんらしさが凝縮されてる。
宮園純子と久保菜穂子が最高に魅力的に撮られてる。
夏八木勲のデビュー作。フレッシュで素朴。

沢淑子さんの映画デビュー作でもある。
沢さんの場合はデビューでもフレッシュさは無し(笑)
すでにふてぶてしいほどの風格がある。

遠藤辰雄さん、やっぱり良い。


夕食。
タッブーレサラダ。モロッコとかレバノンの方の料理らしい。
パセリのサラダですな。
びっくりするほど美味しいです。



カリフラワーとひき肉の煮物。トルコ料理だそうです。めっちゃうまい。



「加藤泰映画華 抒情と情動 」(座右の書です)読み返して、
「骨までしゃぶる」の復習。
ああ、 ユーロスペースで「鬼太鼓座」 やってるんだなあ。
絶対行こう。






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Last updated  2018/04/19 09:35:44 PM


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