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かとう　あきら

長野市在住。かとうあきらのBlogです。長野を拠点に、名古屋、東京などで音楽の仕事しています。アマチュアオケの指揮指導、violin,violaのレッスン、コンサート企画、楽曲解説の執筆、レクチャーなど。 2011年に脳出血で倒れ、現在も左半身麻痺状態でリハビリ継続中。

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2018/02/21

食欲戻って、
ホテルの無料朝食をしっかり食う。
チェックアウトギリギリまで部屋で横たわる。
錦糸町へ。東京
楽天地でキャスリン・ビグロー監督「デトロイト」(2017)観た。
これはどうしても観なければいけない。
疲れてるから、もっと楽な映画にしようかなと思ったが、
強い義務感に駆られて観た。
長野の千石劇場でも観られるけど、せっかく近くに居るし、
より観やすい楽天地で観てしまうことにした。
長い映画なので、環境も大事。

何しろレイシズムがテーマ。
気分よく観られる作品では全くなく
後味も最悪。
非常にしんどい。
それでも観てよかった。
実話（1967年のデトロイトの暴動）を
徹底してリアルに撮った作品。
こーゆーのは出来が良いほど観てて辛い。
これはホントに傑作。
だから辛さも100倍。

多くの人に観られるべき作品と思う。
143分とゆー長尺。
凄まじい緊張感で貫かれて長さは全く感じさせない。

こーゆーことが今も現実に続いてるアメリカ。
それでも、
こういった不幸な現実（恥部）を直視して曝け出すような作品を、
全世界に向けて広く公開し、
国内でも拡大公開されて多くの人が鑑賞した今のアメリカは
それでもまあちょっと救いがあると言えるのかもしれない。
これは言うまでもなくアメリカだけの問題ではなく、
日本の問題でもあり、
世界の問題でもある。

映画としても凄まじいパワーだ。
この演出はものすごいと思う。
とんでもないリアリティ。
40分に渡る拷問シーンは、
ほぼリアルタイムで撮られて、
観客はまさに拷問の現場に居るような
最悪の臨場感と恐怖を味わうことになる。
恐ろしい作品。
マジで吐き気が込み上げてくる。

歌のシーンは素晴らしく感動的。
ラストの聖歌にはやられた（泣）。

役者さんはさぞかしハードだっただろう。
悪辣な警官を演じたウィル・ポールターくん（名演技）は、
あまりのことに現場で泣き崩れたとのこと。納得。

ドラマティックスのメンバーがアルジェモーテルに居たとは！

SWでフィンをやってるジョンボイエガくん、名演だったー。

終映後、上野へ。
駅前のホテルにチェックイン。
ほんとはアイキャノ観ようかと思って上野に宿とったたけど
これはやっぱりスコーレで観ることにする。
疲れすぎてる。
今日はホテルから出ずに完全に休養。
渋谷は今のおれにはしんどすぎる。
ゆっくり風呂入って
あとは電気もつけずほぼ寝てた。
15時くらいに部屋入って、あとは延々と横になってた。
テレビもつけない。
超空腹で夕方早めに崎陽軒の横濱チャーハンで夕飯。
うまい。
ちゃんと腹が減るのはよかった。

ひたすら眠る。

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