元代表の穴

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かとう　あきら

長野市在住。かとうあきらのBlogです。長野を拠点に、名古屋、東京などで音楽の仕事しています。アマチュアオケの指揮指導、violin,violaのレッスン、コンサート企画、楽曲解説の執筆、レクチャーなど。 2011年に脳出血で倒れ、現在も左半身麻痺状態でリハビリ継続中。

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2018/02/23

2018/02/22

朝、大杉漣さん死去のニュース。
ショックだ。
合掌。
66歳の死。いくらなんでも早すぎる。
どうか安らかに。

落ち着いたら手元にある
滝田洋二郎監督の「連続暴姦」のDVDをじっくり観直そう。
大杉さんの主演作。
ピンクは女優さんが一応「主演」ってことになるのだけれども、
この作品は「大杉漣主演！」と言ってしまっても
主演の織本かおるさんはたぶん怒らないだろう。

おれにとっての大杉漣さんは
まず何と言っても記念碑的大傑作「連続暴姦」(1983)から。

大杉さんは80年代の滝田監督や廣木監督の作品に良く出てた。
だからおれはけっこうピンクの大杉さんの作品を多く観ている。
そんなわけでおれにとってはすごく身近に感じる役者さんだ。

中でも一番強烈だった「連続暴姦」
衝撃的な作品だった。特に映画館のシーンは圧巻。
この大杉さんは本当に本当にすごかった。
多くの人に観て欲しい作品
みなさんあまりご存知ないかもですが、凄まじいスリラーです。
いい意味でピンク映画っぽい緩さも、サービス的に扇情的なシーンも少ない。
ピンクの枠を大幅に超えたものすごい作品。
周防監督の「変態家族兄貴の嫁さん」もよかったけれど、
おれにとっての大杉さんはやっぱり「連続暴姦」だ。
滝田監督の痴漢電車シリーズとか
軽いコミカルな作品もいろいろ出てたっけ....
同世代で当時共演がめちゃ多かった螢雪次朗さんや池島ゆたかさんは
今頃どんな気持ちだろうか....

北野組の大杉さんはおれが改めて言うまでもなく、ひたすら最高。
「アウトレイジ」の最終章に間に合ってよかった..と言うしかないのかな...
悲しいな。

おれは黒沢清監督のVシネ「勝手にしやがれ」シリーズの
「先生」役にも愛着がある。