元代表の穴

元代表の穴

PR

Calendar

Profile

かとう あきら

かとう あきら

Freepage List

Archives

2025/12
2025/11
2025/10
2025/09
2025/08
2025/07
2025/06
2025/05
2025/04
2025/03

Category

日記

(7211)

入院中

(29)

号外

(82)

Keyword Search

▼キーワード検索

2018/03/27
XML
カテゴリ: 日記


午前長野グランド。
小津安二郎監督「 麦秋 」(1951)
最終日に滑り込みで観た。
この作品を大きなスクリーンで観る機会を逃すわけにはいかない。
幸せなひと時でした...。
スクリーンで観るのは3回目だと思う。
わりと最近観てる。
前回観たときの感想はこちら

麦秋 デジタルリマスター修復版/小津安二郎【中古】【邦画】

鯉のぼりと風船のショットいつ観てもぐっとくる。
大和の麦畑の中をゆく花嫁さんのショットにも毎度やられる。
家族写真の場面やっぱり名場面。

この作品は海辺が印象的。序盤と終盤に二回ある。
小津監督の海辺の描写ってこの作品くらいしか思いつかないな。

海辺で原節子さんと三宅邦子さんが語り合い笑顔でじゃれ合う。
なんて素敵な光景。

明るくて輝くように快活な原節子さんが魅力的だ。
淡島千景さんとの芝居は実に楽しい。

同じ嫁入り直前の娘を中心に描く作品だが
ちょっと息詰まるような雰囲気のある父娘二人の物語の「晩春」と違って、
おじいちゃんから孫までを扱う「麦秋」は
ユーモアも満点で大らかさが大きな魅力。

ここでの笠智衆さんは
イライラしてちょっと声を荒げたりする壮年期の男を演じる。
これもまた魅力的。
ケーキの場面、
結婚話を気にして時々襖を開ける場面は笑える。
ちなみに、この日はけっこうお客さん多かったが、
この場面はウケてました。
ここの襖の開け閉めの呼吸は最高だ。
お客さんの年齢層は確かに高めだが、
それでも若い世代もちらほら居たのは頼もしい。


大和のおじいちゃんかわゆす。
姿三四郎の和尚ですよね。高堂国典さん。




杉村春子さんと原節子さんのこのシーンは
何度観ても神がかってると思う。
一気に心を決めるときの原節子さんの素晴らしいこと!



教え子まなみとランチ。
「​ もりたろう ​」で

おれはがっつりカツカレー。
荒川のブルックナーの話をあれこれしながら
この子と長野でメシ食ってるのはホントに不思議な状況。

午後、実家でレッスン

夕方家内と合流して松代文化ホールへ。
ホール近くの​ こむぎ亭 ​で早めにチャチャっと夕食
うどんと餃子が売りのお店

家内はスープ餃子。焼以外は初。
味見したけど、とても美味しいです。

おれはこの日はラーメンにしてみた。これも初。
おれはこれ、好きだな。特に麺がよかった。
チャーシューも美味い。今度はチャーシューメンにしてみよう。

松代文化ホールでワンコインコンサート聴く。
ヴァイオリン栗林衣李さんとピアノ梨本卓幹くんのデュオ

前半はサン=サーンスのロンカプ、サラサーテのカルメンといった
ヴァイオリンの代表的なヴィルトゥオーゾ作品が並ぶ。
衣李さんは見事に弾きこなしていて、
テクニックの難しさを感じさせることはなかった。
技術に余裕があって音の見通しよくスッキリしていて、
安心して楽しめた。
衣李さんの音は本当に美しい。
鳴らすのが意外と難しいD線の音が綺麗なのが印象的。
梨本くんのサポートも安定感あってよかったー。

後半はブラームスのソナタ3番でがっつり室内楽。
素敵なデュオ。
全体に清々しく清潔な演奏。
とても気持ちよかった。
迫力十分の熱演だけど重苦しくならず
風通しがいいのがおれは気に入った。



素敵なひとときをありがとう。感謝。
楽しい一夜でした。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2018/05/04 01:43:34 PM


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: