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かとう あきら

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2019/02/27
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カテゴリ: 日記
2019/02/22

長野ロキシーで山中瑶子監督「 あみこ 」観た。
楽しみにしていた作品。
ロキシー初日の監督の舞台挨拶 ​に行けなかったのは、
本当に痛恨だった。悔しい

すっごくよかった。おれは気に入った。斬新な感覚に何度も何度もハッとさせられる。クローズアップの使い方が新鮮。そして教室の窓からグランドのサッカーの練習を見下ろす遠景。
アオミくんを追って東京へ向かうあたりからの猪突猛進ぶりが最高に胸が踊る。自転車の爆走がかっこいい。
東京の異世界っぽい感じが良い。長野の子が見た異世界・東京。池袋の地下での三人のダンスシーンが超素敵だ。振り付けも良い。ダンスシーンのある映画は幸福感が溢れることが多いので、好きだ。

長野駅前とか城山動物園とか出てくる。
とっても長野な映画。


東京のアパートの一室でアオミくんと再会してからのシークエンスは最高だった。演出と演技のタイミングにドキドキした。 

グノシェンヌ の使い方が素晴らしい。凶々しい感じのアレンジが良い。

​Radioheadの Lotus Flower ​のことが重要なポイントとして出てくる。これがサンボマスターと対になり、アオミくんの同棲相手の先輩の女子と対になる。どっちかとゆーとちょい難しい​Radioheadがあみこの理想で、その逆が先輩女子=「大衆文化」である とゆー長野の10代女子の真剣な真実。そっちの方にアオミくんが行ってしまう絶望。ある種の女の子にとってこーゆーことが痛いほど「真実」だったりする時期は絶対にある。こーゆーのはハッキリ言ってこじらせまくった「イタい」状態なわけだが、それは客観的に見れば確かにそうだろう。でも、当事者にとってこれは命がけの非常事態なのだ。その真剣な想いが恋と直結する。そーゆーことを痛切に瑞々しく描いた作品。
浴槽でレモンを爆食いするシーンはすごかった
(性的な痛々しさ)。

スパゲティの食い方も良い。

​余談だが、おれはRadioheadの​ Kid A ​にハマって、一時期ヘビロテして聴いていた。ずいぶん前の話。
もちろんLotus FlowerはKid Aよりだいぶ新しい。
Kid Aなんて監督が幼児の頃のアルバムだ。
春原愛良ちゃんよかった。潔い感じの演技。

観てよかった。山中監督の今後に期待。彼女の長編の商業映画を観てみたい。
才能豊かな長野の映画監督がまた登場。長野、すごいなー。

それにしても、長野で「​ 21世紀の女の子 ​」はやらないのだろうか。やって欲しい。

午後、実家でレッスン。

夕食 ニシンのフライ など。
ニシンっておいしい。


シモン・ラックス、ルネ・クーディー「アウシュヴィッツの音楽隊」読。悲惨さを強調した書き方ではなく、非常に客観的な書き方。収容所の「悲惨さ」みたいな悲劇性を期待して読むと肩透かしを食うだろう。
おれにとっては有益な読書だった。
アウシュヴィッツの音楽隊 [ シモン・ラックス ]






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Last updated  2019/07/30 08:32:24 PM


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