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かとう　あきら

長野市在住。かとうあきらのBlogです。長野を拠点に、名古屋、東京などで音楽の仕事しています。アマチュアオケの指揮指導、violin,violaのレッスン、コンサート企画、楽曲解説の執筆、レクチャーなど。 2011年に脳出血で倒れ、現在も左半身麻痺状態でリハビリ継続中。

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2020/09/21

コリーニ事件

テーマ：最近観た映画。(41065)

カテゴリ：日記

相生座ロキシー。
マルコ・クロイツパイントナー監督
「コリーニ事件」(2019)観た。
ドイツ映画。
ナチス時代に端を発する法廷モノ。
トルコ人の弁護士とイタリア人の被告の物語。
弁護士をアシストするはピザ屋のおねえちゃんとか、いかにも今のドイツだなあとゆー感覚。

フェルディナント・フォン・シーラッハの原作はかなり有名なものらしい。もちろん未読。

コリーニ事件（創元推理文庫） [ フェルディナント・フォン・シーラッハ ] ジャンゴ繋がれざる者

おれはもちろんフランコ・ネロ目当てでこれを観た。
フランコ・ネロ78歳、超最高。
その感動的な佇まいに終始やられっぱなしだった。
哀しみをたたえ、静かで、強靭。
「ジャンゴ繋がれざる者」(2013)以来か...。もっと映画出て欲しいなー。

フランコ・ネロはもちろん、映画もなかなかよかった。
法廷劇としてもよくできてる。
それにしても、ドイツの闇の深いこと...
めっちゃ重い題材だが、
ちゃんとエンタテインしてるのが良い。
それでも、軽すぎることなく。
とてもいいバランス。
ピザ屋のおねえちゃん、いい感じだ〜。
最近のドイツ映画も興味深いけど事情が全然わからん。

原作はちょっと興味ある。機会あれば読みたい。

実家
昼、自分でつめた弁当食う。
毎朝弁当はつめてるが
自分の分はめったにつめない。珍しいこと。

午後、レッスン
アレティーノ「ラジオナメンティ」読了。おもろい。
いやあ、身もふたもなくがっつりポルノだ。
非常に興味深く読んだ。
オルフの「カルミナ・ブラーナ」のエロい部分をひたすらあけすけにした感じか....
ルネサンスの生命力そのもの。

おれは「カルミナブラーナ」は基本的にヨッフムやサヴァリッシュの演奏（つまりバイエルン的な演奏）が好き。

オルフ:カルミナ・ブラーナ [ オイゲン・ヨッフム ]
もしかして、サヴァリッシュ？と思う人もいるかもしれないけど、実はサヴァリッシュのカルミナ・ブラーナはキレッキレでものすごい熱気なのだ。ぜひご一聴。
それ意外だとムーティやシャイーなどのイタリア系の演奏が好き。

【中古】オルフ：世俗カンカータ「カルミナ・ブラーナ」／リッカルド・ムーティ【中古】afb
例外的に、ティルソン＝トーマスの演奏だけは別格な感じで好き。あとはケーゲルかなー。ケーゲルとヨッフムはトリオンフィ三部作を全曲録音してるのがよい。
第二作" Catulli Crmina "は大好きな曲。
もっと広く知られるといいのに...
第三作のアフロディーテの勝利も衝撃的。凄まじいラスト
だけでいいのでぜひご一聴を。カルミナブラーナで始まった世界はこうやって閉じられる（おれは録音ならケーゲルが良いと思う）