元代表の穴

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かとう　あきら

長野市在住。かとうあきらのBlogです。長野を拠点に、名古屋、東京などで音楽の仕事しています。アマチュアオケの指揮指導、violin,violaのレッスン、コンサート企画、楽曲解説の執筆、レクチャーなど。 2011年に脳出血で倒れ、現在も左半身麻痺状態でリハビリ継続中。

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2022/01/10

家内は今日で仕事納め。
キムチチゲでクッパ。チーズ
DVDで
クリス・マルケルプロデュースのドキュメンタリー「ベトナムから遠く離れて」(1967)観る。
クリス・マルケルを中心にフランスのアラン・レネ、アニエス・ヴァルダ、クロード・ルルーシュ、ジャン＝リュック・ゴダールといった監督たちが集まって完成させたベトナム戦争についてのオムニバス・ドキュメンタリー。ヨーロッパ的なものの見方。
おれはゴダールの「カメラ・アイ」がお目当てだったのだが、
全体にけっこうおもしろくて、得した気分。

カメラ・アイ、
例によって延々と語り続けるゴダール。
どさくさに紛れてロブ＝グリエが嫌いだと言ったりする(笑)
いやあ、そりゃそうかもなあ...
ゴダールの作風がクリス・マルケルの感じにけっこう馴染んでる。

めまい(Vertigo)の中のアメリカの街の様子にはため息しか出ない。
それに対して戦禍の中で淡々と冷静に生活するベトナム人たち

道に埋められたタコツボのような小型防空壕、印象的だ。

カストロやマルコムXの映像すっげえ。

多数の監督が関わっているけど、全体の印象はクリス・マルケルだなーって感じ。やっぱりクリス・マルケルが編集してるんだから、それはそうなるよなー。「ラ・ジュテ」や「サン・ソレイユ」の感触を思い出しながら観た。