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かとう あきら

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2022/08/22
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カテゴリ: 日記
07/23

実家で合わせのレッスン
ありがたや

URAN で昼メシ
溜まり醤油らーめん

相生座ロキシー
ヤン・ヨンヒ監督
スープとイデオロギー 」(2022)舞台挨拶回観る。




この日を楽しみにしてたー。
素晴らしい作品。おれはささやかな額だがCFに協力させてもらったが、そのことがとてもうれしく誇らしいです。
おれは「​ ディア・ピョンヤン ​」「​ かぞくのくに ​」を観て、「朝鮮大学校物語」、「兄―かぞくのくに」と読んでいるので、予備知識は持っていたのでよかった。予備知識なしでもわかるだろうけど、やっぱり過去作を観ていた方がよくわかると思う。
それにしても腹の減る映画だ。オモニのスープ、やばい旨そう。空腹で観ると超辛い作品だろう。

朝鮮大学校物語 (角川文庫) [ ヤン ヨンヒ ]
オモニが済州島四・三の記憶のことを語りだすのと並行するようにアルツハイマーが進行してゆくのが切ない。でもオモニがそうやって老いてゆく中で監督と荒井さんの結婚とゆーハッピーな出来事もあったりして、人生ってのは何とも複雑だ。でもオモニの老化や病気とゆー困難に頼りになるパートナーと一階に対処できるようになったのは、監督ホントによかったなあ…と。娘夫婦とメシ食うときのオモニの幸せそうな表情!結婚写真、良かったなあ。監督も朝鮮式の豪華な衣装がよく似合っていて超美しい花嫁さん!。荒井さんもよく似合ってて凛々しい!そしてオモニのうれしそうなこと!我が家は「ディアピョンヤン」を観て以来、オモニのこともアボジのこともとても身近に感じているので、おれなんかこーゆーシーンを観るとどうしてもうるっときてしまうのだ。
済州島四・三のことはおれもこの作品がきっかけで知った。凄まじい事件...。この事件で「南」に不信感を持ち、「北」を祖国に選んだ人もいた。朝鮮半島の南北の問題の背後にはどうしてもアメリカvsソ連があっていつも代理戦争な感じを内包している。ベトナムはもちろん広く全世界的にそうなってしまっていて、もちろん今でもその構造はそのまま変わらない...こうした構造と歴史が大阪の鶴橋の小さな家族にまで決定的な影響を与え続けているとゆーこと。家族の歴史がそのまま世界の歴史に直結していることの凄さに圧倒される。


上映後ヤン・ヨンヒ監督とプロデューサーの荒井カオルさんのトーク。有意義でした。まず荒井さんのトークのスキルの高さに驚く。荒井さんは長野のご出身なので地元ネタも織り込んで掴みもばっちり。
それにしても客席前方に荒井家親族がズラッと陣取っているこの環境、監督は嫁としての立場もあるしやりにくい面もあったかもしれないなあ(もちろん心強いし嬉しいことだけれども)。おれが舞台立つとき前の方に家族親族が並んでたらおれはちょっとやりにくい…。もちろんすぐ慣れてほとんど気にならなくなるが…

荒井さんと結婚したことで監督はこれでだいぶ長野の人になったとゆーこと。あえて古色蒼然とした言い方をするなら、監督は「長野に嫁に来た」わけだ。おれは監督がこうやって長野に縁ができたことがとてもうれしいし誇らしい気分です。
これからオモニ直伝のお料理に長野の美味しい新鮮野菜が使われてミックスされていくのかなと思うとなんてゆーか、ごはんってすごいなあと思う。
次回作が超楽しみです。

そうそう、パンフが読み応えあって素晴らしい。レシピも載っていて料理本的側面も持ち、済州島四・三の解説も載っていて歴史の解説書としての側面もあるとゆー、まさにこの作品をそのまま体現するようなパンフになってる。



夕メシ、すき焼き








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Last updated  2022/08/23 12:00:03 AM


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