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かとう あきら

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2022/11/08
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カテゴリ: 日記
2022/10/07

めっちゃ寒い

午前、ヴィスコンティ監督「​ 家族の肖像 ​」(1974)観る
世の中変わった。長野のスクリーンでこの作品が観られるとは。たぶん長野で2回目だと思う、こんな状況になるとは思わんかった。
おれが若い頃、大都市ではけっこうヴィスコンティを観ることができた(長野ではもちろん無理だった)。でも、「家族の肖像」はなかなか観られなかった。権利関係かな。
ヴィスコンティ晩年の作品だと「​ イノセント ​」の方が観る機会が多かった。今と逆。
まあ、おれは「イノセント」めっちゃ好きだったからあまり不満を感じていなかったけど....
今はむしろ「イノセント」をスクリーンで観たい…溢れ出る率直な官能性。
「ルートヴィヒ」の撮影中に倒れたヴィスコンティは左麻痺になった。それでも車椅子で現場に復帰して「ルートヴィヒ」を仕上げ、「家族の肖像」と「イノセント」を撮った。倒れて以降の作品は不自由になった身体の影響が強く反映される。加えて加齢の影響…麻痺があると、加齢の影響が強く出るだろう(おれもそれを恐れている)。それによって作品が緩くなったとか弱くなったとゆーわけではなく、諦念や過去への思い(クラウディアカルディナーレ、ドミニク・サンダ)が強く画面に滲むようになる。若者たちに向ける視線も変化する。階上の騒音、額縁の中の家族の肖像。カゴの鳥
教授はアパルトマンから一歩も出ない。

それを「山猫」のバートランカスターに託して描いているのが味わい深い映画。「山猫」で描かれた終末の予感と「死」の予感が、ここではリアルな老いの実感として描かれる。若者たちの騒がしさを疎ましく思いつつ、いつの間にか暖かい眼差しでも見るようにもなる孤独な老教授。時々一種の家族的な雰囲気すら生まれてきて、老教授の一種の慰めにもなってゆく。政治活動家でインテリのコンラッドを演じるヘルムート・バーガーが最高。野蛮と知性の混淆。シルヴァーな・マンガーノの下品さがすごい。
リエッタのクラウディア・マルサーニが素敵だ。可憐で超魅力的。さみしいおじいちゃんがこーゆー子にやられちゃうのはよくわかる。たしかにめっちゃかわいい。



【中古】 家族の肖像 デジタル・リマスター 無修正完全版/ルキノ・ヴィスコンティ(監督、脚本),バート・ランカスター,シルヴァーナ・マンガーノ 【中古】afb




鮨仁で​ ランチにぎり
うまいなー。
​午後実家でレッスン

夕メシ、カンチュア。ベトナムの酸味のある魚スープ
めっちゃ旨い。


来年の仕込みが始まってる。
資料やらスコアがどさどさ届く。また始まるんだなあ。
バレエ・リュスのレクチャー原稿は書き始めていて、来年一回めはだいたい書き上がってる。そう。来年のテーマはバレエ・リュス。年内に2回めまで書けたらいいな。一回目はだったん人、薔薇の精、レ・シルフィード。

でも、休養が絶対に必要。今年は6月くらいから10月末まで一気に仕事したのだから、その分は休まむ必要がある。おれはバカだから、意識的に怠け者にならないと休めない。おれの低スペックな身体のことを考えると、冬眠するみたいな勢いでちょうどいいはずだ。とりあえず夏までは遠距離移動の仕事は少ないはずなので、
しばらくアタマOFFにして 
のほほん(*´∀`*)
と過ごせたらいい。
疲労との付き合い方。
おれは40歳代の一番忙しいときにいきなり倒れたから、仕事のイメージもたぶんそこでそのまま止まっている。現実は麻痺と加齢でバリバリに低スペックなのだから、仕事のイメージも根本的に変えていく必要あり。自分を守らなきゃいけない。周りに迷惑かけないためにも。

倒れてからしばらくは、それがうまくいかなくてイライラして不機嫌になることが多かった。そして、たくさんの人に迷惑かけて傷つけてきた。痛恨の極み。

まず自分が幸せじゃないと、
周りも幸せになれない。
自戒しよう。








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Last updated  2022/11/08 11:26:41 AM


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