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先日、引越し通知をもらったOさんの新居に昨日から今日にかけて1泊でお邪魔してきた。場所は近くに御用邸もある温泉でも有名な高原。
昨日午前中の卓球教室を終えて帰ってからサッとシャワーを浴びて、とるものもとりあえずそそくさと出発した。東北道に乗るのに都内を経由するのは剣呑なので一般道で三郷まで行き、そこから外環経由で一路東北道を北に進んだ。知らない道なので暗くなる前に着こうと、途中休憩も取らずにひた走った。
最寄のインターで降りたころはそろそろ日も暮れかかっていたが、教えてもらったとおりの道を行くと程なく別荘団地のようなところに行き着いた。広大なこの団地は入り口がひとつしかなく、出入りする人や車を管理しているらしい。未だ暮れきっていないので何とか表札を確認でき、目的のOさん宅を見つけることができた。
ログハウス風の瀟洒な建物だ。入り口がどこかわからず、ちょっとウロウロしてしまったが、ベランダの脇を通って玄関に行く細い道が見つかった。一緒に訪問する予定の他の二人は未だ着いていなく、私が一番乗りだった。
久しぶり(10ヶ月ぶりくらい)の再会の挨拶を簡単にして、早速飲みモードに入ってしまった。その間にもOさんはつまみを作ったり、家の中を案内したりとまめに動いている。二階はロフト状になってたが、その一部をプレイ・ルームと称して譜面台やらエレピ、オーディオ類が置かれていた。さらにフルートがフルートスタンドに置かれていた。そうこうするうちにもう一人、Nさんが到着した。Nさんも昔フルートを吹いていたという。
今回訪問の目的のひとつにフルート・アンサンブルをしようということもあった。Nさんが到着してしばらく飲んだ後、早速吹こう、と言うことになった。
譜面台にはOさんが通っているフルート教室での教材が乗っていた。ジャズ系にアレンジしたデュエットやトリオ曲のようだ。これらの曲には伴奏データがあって、『伴奏君』という機械で演奏させることができるらしい。MIDIベースのプレイヤーのようだ。テンポも変えることができる。
その伴奏君に乗せて数曲、初見で演奏してみた。楽しい。
特に、プレイ・ルームの前は吹き抜けの空間になっているので音がよく響く。
もっとたくさん吹いていたかったが、Oさんは食事の支度もしなければならないし、私も飲みたいし(笑)・・・で結局、数曲だけで演奏はやめてしまった。
かなり遅れて最後の訪問者Fさんが道を間違えながら何とか到着した。
あらためて再会を喜び合って(といっても久しぶりなのは私だけだが)、宴会モードに突入した。
Fさんもリタイア後はどこか海のある地でセカンド・ライフを過ごすことを計画しているので、別荘地ライフの話に花が咲き、夜は更けていった。
酔ったほてりを冷まそうと、ふと広いベランダに出てみると(さすがに寒かったが)、満天の星空が見えるではないか。夕方までは曇っていて、今日あたりから見えるというしし座流星群はあきらめていたのだが、その予想に反して空には無数の星が輝いていた。東京近辺では見られない星空だ。しばし4人で星空に圧倒されていた。Oさん本人も星空を見たのはここに来て初めてだという。
Oさんの別荘地ライフ、まったく理想的な生活に見える。
ただ、生活の便は決して良くないだろう。男一人ですべての家事を切り盛りするのは私にはできそうもない。
それでも、窓から見える一面の紅葉した雑木林、夜中に見上げた満天の星空、・・・、不便さを犠牲にしても心惹かれるほど魅力的だった。