私は、結婚して、自分の生家を建て直して住んでいます。
だから近所の人とも長~いお付き合い。
自分が産まれた時から
大人だった人達
(田舎なので若い人はみんな出て行って
しまいました)
なので、恐らく私はいつまでも子供に
見えるのかも!?
これが私を苦しめたのです。
結婚2年目に入り、年齢的にも焦りが出てきた私は
ストレスの主因になっていた会社を辞め
子作りに
専念する事にしました。
これと平行して、近所の皆様の
「子供はまだ?」攻撃が始まったのです。
専業主婦なので
昼間、庭の手入れなどをしていると毎日のように
1~3人が来て「年なんだから早く作らなきゃ!!」
「せっかく家を建てても子供が居ないんじゃぁ意味がないわね~」
「作り方も知らないなんて、今まで何をしてきたのか・・・」
そのうち、同居の祖母まで「あなたの周りの人はちゃんと
親になっているのに、いつまでも独身気分じゃぁねぇ」などと
言うようになりました。
一度、いとこが赤ちゃんを連れて遊びに来たときも
親戚の前で 「こんなカワイイ赤ちゃんを見ても
欲しいとは思わないの?」
と言ったのです。
私は言葉が出ませんでした。
みんなが注目しているのが分かり
顔がかぁぁっと熱くなったのを覚えています。
「私・・・子供が欲しくないなんて
一度も言った覚えがないけど・・・」
なんだか裏切られた気持ちになりました。
私の勝手な思い込みで、お婆ちゃんは応援してくれている
と思っていたので、どうして私が
子供を欲しがっていないなんてウソを
つくのかが分からず
みんなが帰った後に大泣きしました。
毎日のように繰り返される私の周りの
無責任な発言に、何とも言えない悲しみと怒りが湧き上がってきました。
でも、ダンナちゃまには言えませんでした。
家を建てたばかりで、家計は苦しいのに私が
仕事を辞める事を認めてくれて、ダンナちゃまには
感謝していました。
だから、余計な心配をかけたくなかったのです。
私は、毎晩泣きました。
お風呂に入って声を殺しながら
泣いていました。
子供なんていらない。
もう一匹、犬を飼おうとダンナちゃまにお願いしました。