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2007年11月29日
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カテゴリ: 取材・執筆・校閲
そもそも携帯メールなんかしたくないと言い続けていた。しかし、世の流れに従って、私も携帯メールを使うようになった。パソコンの前にいなくても連絡がつく、一方的に連絡はできる。パソコンを持ってなくても、プロバイダに入らなくてもいいので、便利なツールかもしれない。

仕事関係者は携帯メールでは連絡してこないので、私が送受信するのは友人・知人、いわばプライベートな関係者なのだろう。携帯メールを構成するものは、あて先、件名、本文だが、件名がくせ者だ。携帯会社の調査によると、昨年で最も多かった件名が「Re:」という、笑うに笑えないデータが発表されていたが、私が受け取るのはほとんどが「お疲れ様です」。本文冒頭も「お疲れ様です」。そうでない件名は出会い系サイトの迷惑メールしかないというほどに多い。

件名は中に何が書いてあるかを要約して示すわけだから「お疲れ様です」では何の用件か全く分からない。「15日の集合時間」とか「会費の件」とか「遅れます」等々。なぜ皆その1行で最低限の用件を伝えようとしないのか。15文字あれば、かなりのことが表現できるよ。

私はそういうあいさつが嫌いなわけでも排除したいわけでもない。むしろ、仕事の帰りには絶対に「お疲れさまでした」「お先に失礼します」と声をかけるし、他人にも言ってもらいたい。ただし「オツカレーッ」や「オツカレサマー」では不適切だ。きちんと「です」や「でした」をつけなければ。
しかし、それはあくまでも仕事終わりの場面で、人と人が対面している時の話だ。一緒に仕事をしたわけでもなく、離れた場所にいる人に「お疲れ様」はどうなんだろう?

さらにはパソコンのメールでも、本文の「お疲れ様です」を冒頭に書くのが、礼儀だと勘違いしている人が増えてきたと思う。『メールの書き方』というようなハウツー本を読んでも、「本文では冒頭に“お疲れさまです”と入れましょう」などと書いてあることはない。以前、アメリカ人の新入社員クンが、5メートル先にいる私に対しての業務メールにでも、常に最初に「お疲れさまです」と書いていた。「そんなことまで日本人のマネをしなくていいから」と話したものだ。来日わずかの彼が真似たということは、どれだけ多くの日本人がそのように書いているかということの証明でもある。

やはり、ほんのわずかの文字しか使えない携帯メールでは件名は内容の分かるようにすべきだろう。どうしても書きたければ本文の冒頭に書けばいいとは思うが、一律「お疲れ様」というのもなんだか味気ない。「おはようございます」とか「きょうは寒いですね。さて…」というような工夫はできないものか。

ちなみに「オツカレサマ」を漢字かな混じりで表記するなら、「お疲れ様」ではなく「お疲れさま」だ。

■ 日刊ちょいスポ(No.213)■

サッカー天皇杯4回戦は、J1首位、アジアの覇者浦和レッズが、J2・10位の愛媛FCに2-0で負けた。国際戦でのスタミナ切れか、あるいは相手をナメてかかっていたのか。ともかくレッズの3連覇の夢は予選でくだけた。
地方の小チームがプロの首位をなぎ倒すとは、ネズミがライオンを倒したようで痛快だ。

プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は
ただいま【第1260号】







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最終更新日  2007年11月29日 12時15分11秒
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