兵庫:和田山


この時もそうで、早めに鳥取を出たため、
帰りのムーンライトながら(大垣発東京行きの夜行列車)の発車時刻まで時間があったのでどうしようかと考え、
山城で有名な和田山に行こうと思いついたのです。

和田山の山城とは竹田城というのですが、日本の中でも山城としては特に有名なお城です。
しかし私は名前を知っているくらいでそこがどんなところかは知りませんでした。
そして、和田山駅に降り立つと・・・・
や、山城が、山の上に・・・・!!!!!
そう、竹田城は山の稜線に作られたお城だったのです。
その山とは駅からは見上げる程の高さ。
めまいがしました。
だってどう考えても竹田城に行くには登山をしなくてはなりません。
駅から見るこの風景もとても威厳があってステキです。
もうこの風景だけで満足です。
でも、でも・・・これで満足して帰るわけにはいかないのです。
この電車の本数の少ない山の中。
帰りの電車までは3時間以上も時間があります。
帰るわけにはいかないのではなくて、帰れな~い!!
とりあえず、他のところを見て時間をつぶしてみようと、私は和田山の町をうろうろし始めました。

看板張り紙

まず変な看板を発見。
「花嫁の店」と書いてあります。
花嫁の店って一体????
お店は閉まっていて何のお店だか結局分かりませんでした。

次に変な張り紙を発見。
きったな~い字で書いてあります。
え?風邪で休む?そんなことまで張り紙にしなくても・・・

寺町

次にお寺の集まる通りに行ってみます。
本当にここはお寺が多い。
お寺がずら~っと並んでいて、その前には鯉の泳ぐ堀割があります。
うん、なかなかステキな風景。

相撲

次に古い神社に行ってみます。
石段があり、一番下は土俵になっていて、
古くは石段に大勢の人が座って、下で行われる相撲に熱中したそうな。。
うん、うん、なかなか面白い。

そして時計を見ると・・・
まだ電車が来る時間まで2時間以上ある。
この小さな町はゆっくり見てもすぐに見きれてしまうのだ。
これは私に登山をしろってことか??
背中には大きな重いリュック。
運動不足の体。
そしてこの天気の悪さ。
今にも雨が降りだしそう。
登山道は暗そうだし、迷子になったらどうしよう~。
1人で山は登るもんじゃないよね~。
なんて思いながらもとうとう覚悟を決め登り始めた。

うん、やっぱりつらい。
息が切れてきた。
まだリュックさえなければ・・・。

雨も降ってきた。
折りたたみ傘はあるけど登りながらじゃさせないよ~。

と、そんなこんなしながら1時間ちょっとかかって竹田城に到着。
他に1組の夫婦がいた。
城の入り口に車があったからきっと登山道ではなくて車道を使ってきたのだろう。
ずるいな~。
乗せてもらえばよかったな~。(会ってもいないのに。)
なーんてうだうだ思いながら城を登っていくと!!
なんてきれいなの!!この風景!!

竹田城2

天気が悪いのが残念だが、駅から見た風景とは全く違う!
山に囲まれた田んぼや家々が見え、城の風景と相重なって本当にきれい!!
しばらく時間が止まったようにぼーっとしてしまいました。
登山する時っていつもそうなんだけど、
頂上に来ると登っている間のつらさなんて忘れちゃうんだよね。
あの風景は感動でした。
心を決めて登ってよかった~とつくづく思います。

そしてすっかり気分良くなって下山。
ちょっとまだ電車が来るまでには時間があったので駅の待合所からぼーっとさっき登ったお城を眺めます。
登るだけであんなにつらかったのに、昔の人は本当にすごい。
あの石垣に使う石やら資材をどうやって持って上がったんだろう。
いや~なお殿様が農民をこき使ってつくらせた城なのかな~なんて思っているうちに電車がきてお城とはバイバイ。
後で調べたところ、ここのお殿様はやさし~い方だったらしく、農民からも慕われていたそうな。
このお城を作るのも今で言えばちゃんとお給料も出して。

条件が揃うと竹田城は雲海に浮かぶお城となるそう。
見てみたいな~。
きれいなんだろうな~。
は~。

竹田城1



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