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【送料無料】クレアモントホテル
お義父さんがいた頃は
走って10分のシネコンにいっていたけれど
最近は日曜日の夜
1人、BSで映画を見る。
W座の招待状という番組で毎週流す
お勧めの映画が
今の所、自分の好みにピンポイントだったりするのです。
上の映画
「クレアモントホテル」もそのひとつ。
感情移入するには
家族構成からして違うので
己の将来と重ね合わせてるつもりではないが
パルフリー夫人の
老いてなお、チャーミングさと知性と
その中の孤独。
世代が変わっていくことに
やるせなく流されつつも
その中に自分が一番輝いた愛の中にいた記憶を
ひょんなことで知り合った
若い物書きの青年と共に
ひも解きつつ、
受け継がれ
彼もまた、自分の愛の記憶を
つむいでいく。
「あなたは私を元気にする係り」
その台詞を今思い出しただけでも
泣けるぅぅぅ。
最初、予告編を見たときに
もしや、よくワイドショーとかで見かける
演歌の若いお兄ちゃんや
よその国のにっこり笑う俳優さんたちに
恋焦がれるような
ご年配の恋物語みたいだったら。。。
チャンネル変えよう・・・。と思っていたけど
何をおっしゃるうさぎさん。
根底は
亡き夫への愛でした。。。
それが。
またあなた。
なんとも言えず、かわいい・・・。
かなり内容は、やきもきするんです。
ホテル内で起きる人間模様や
高齢になったら誰もが感じるであろう
失望感なんかは、日本人もイギリス人も
一緒なのねーって、
それがけっこうな値を占めるので
こう言った点でも
考えさせられる点は多いのです。
だーりんはすこーしお兄さんなので
多分能天気なeruだけに
この世に残るとすればeruだと思うの。
人生をバトンタッチする家族も多分いないまま
1人残ると思うのね。
ちゃぼたんも働きすぎだから
このままお嫁さん来ないなら
やっぱeruのほうが長生きだと思うのね。
だーりんとはまだ出会いから数えても
両手に満たない年月だけど
残りは普通に考えて、出会う前の年齢分を
越すことはできないと思うの。
「あと両手の指2周分くらい
一緒にすごせたら
立派なもんかもねー。
そう考えたら
あんまり長くないね。」
なんて話したこともありました。
思い出と
どう付き合って
最後までの旅を終わらせられるか。
要は今の人生が良好に送れたなら
よい時間が待ってる気がします。
未来は今にかかってる。
過ぎていった時間に
どうしようもなく
恐ろしいことがあっても
今を刻んでいるのは
それを越えられる力をくれた
確かな存在があってこそ。
手の中の大切なものを
こぼれないように持っていたいなら
必死に手をすぼめてるだけではいけない。
こぼれないポケットを
自分でこさえる。
誰もそれは手を貸せない。
ポケットにあふれるなら
何個になってもいい。
誰のものでもない
自分だけのポケットたち。
たまに染み出ても
染み出たいのは自分の意思なのだ。
大概、中にはいいことも悪いことも
必ずあるから
ポケットに入れた時点で
墓場まで持って(笑)
何でも
あきらかな事がいいことではない。
正直さを
はきちがえてはいけない。
つき付けられたそれは
凶器に変わる時もある。
なにより、
ある程度の時点で
自分の旅(人生)に
誰も巻き込まないのが
一番の穏やかな
締めくくりを済ませるんだな。
その「ある程度に時点」に
自分も
すでに差し掛かってるような
気がしてならない。
ずっとどこかで思っていた事が
本や映画で
確信になるときがある。
そんな一本でした。
背景も綺麗で
とても見惚れます。。。
キャッツ 2020.02.01
Swallowtail 2020.01.17
Yesterday 2019.11.04