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2004年06月18日
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カテゴリ: カテゴリ未分類


作者の事件後の連載再開から読み始めたら、前が気になってしかたがなくなり、
コミックの1巻、2巻を購入して読みました。

以下のようなストーリーです。

車上生活者の名越は、医大生の伊藤に金でそそのかされ、
頭蓋骨に小さな穴を開ける人体実験手術を受けます。
するとその後、彼の目には人間が様々な異形(ホムンクルス)に見えるようになります。
それは、人の無意識に沈んだ心の歪みであり、また同時に自分自身の心の歪みである
という設定です。


ヤクザの組長と名越の対決。
彼の目には、この組長の姿が「超合金ロボット」に見えます。
そして、その鎧の中には、丸刈りの子供が。

組長が他人の指を詰めようとする度に、名越の目には、その子供が鎌で自分の指を
傷つけようと姿が映ります。
結局、少年時代のある事件によるトラウマが、それを隠すために鋼の鎧を身につけさせ、
彼をヤクザにさせたこと、そして指を詰めることを正当化させたことがわかってきます。
その対決プロセスの中で、名越自身も自分の少年時代のトラウマに正面から対峙し、
最終的に二人は、そのことを正面から受け止めることになります。
最終的に、心の問題が解決すると、その相手はもう異形ではなく、
普通の人間にしか見えなくなっています。


設定は奇抜ですが、非常に内省的で、妙な説得力があります。

帯に「試し読み歓迎」とあり、ビニールがけを拒絶していますので、
比較的立ち読みしやすいと思います。興味ある方は、ご一読を。

 ■山本英夫 公式サイト http://www.yamapro.com/






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最終更新日  2004年06月18日 16時53分42秒 コメントを書く


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