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越後の寅次郎

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2005年10月07日
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テーマ: 海外生活(7776)
カテゴリ: カテゴリ未分類


   あたりまえだが、ひとつは大変インドネシアが好きになる人、もうひとつは大変嫌いになる人だ。現地で生活している日本人をみると、極端に2つに分かれる。私は長期にわたって生活したことがないので、現地で仕事の関係でいろいろな日本人に接する機会があったので、今日はその辺を述べてみよう。

   まず第一に、一般的なインドネシア人は時間に正確でない。1時間くらい遅れることはあたりまえだ。時間でいらいらしていたら、胃がおかしくなる。ときには2時間や3時間も待たせても平気だ。最近はケイタイ電話が普及しているので確認がとれるが、それでも時間に遅れても何の悪びれる様子もない。

   次に清潔感の違い。前にも書いたが、ハエのたかる魚を平気で店から買う。彼らは毎日洗濯もするし、毎朝きれいに洗濯された衣類を着て出勤するので、朝はきれいだが、なにしろ暑い、夕方には彼らの着ている衣類は汗びっしょりになる。その姿を見ると彼らに清潔感がないように思える。まあこれはしかたがないのだが、第一印象がそうなので、そのイメージがついてまわる。

   でも本来、清潔なのは彼らのほうかも知れない。彼らは可能な限り1日に5回くらいは水浴をする。シャワーは一般家庭や会社にはないので、トイレに水の入ったバケツがあり、これで体を拭いたり、用を足した後はその水で、あそこをきれいに洗う。

   一度、工場の女の子に聞かれたことがある。日本人はトイレで大きいのをした後ほんとうに紙で拭くだけか?・・・・・・・うん。と答えたけれど、「うそ、信じられない」でした。「子供が泥遊びをした後も紙だけで拭いてやるのか?」 「・・・・・・・・・・・」でした。
そうですね。どちらが清潔なんですかね。

   基本的に現地に住んでいる日本人は各家庭にメイドを3人雇っている。掃除、洗濯、炊事だ。3つに仕事は明確に分けられている。普通なら1人で充分だが、郷に入ったら郷に従えで、どの家庭もそうだった。単身赴任は時間契約のシステムをとるらしいが、子供、奥さんを連れて行く家庭ではみんなそうだった。

   奥さんが仕事をしているわけではないので、メイドが3人も要らないわけだが、基本的には家庭の基本的な仕事はすべてメイドに任せる。これができるかどうか。中途半端に手を出すと、それがトラブルの原因になる。例えば、ある日だけだんなの靴を磨いてやる。そうすると次の日から、そのメイドはだんなの靴を決して磨かない。なぜだと聞いても教えない。すなわち奥さんが靴を磨くことにより、そのメイドは靴磨きという仕事を取り上げられたと理解する。

   会社でもそうだ。教えることはよく聞く。理解するかどうかは別だが、とにかく聞く。しかし彼らの仕事を手伝ってあげてはならない。手伝うときは、やり方を教えているのだよ、と言いながらやらないと、彼らはその仕事から解放されたと思う。

   まあ全部やってくれるんだと気楽に任せておくのが一番いい。ただ家庭でそれができるかどうか。日本人の駐在員の家庭にいくと、奥さんからよくメイドの苦情を聞く。いろいろ注文があるが我慢していることが多いらしい。言うとトラブルになる。トラブルは避けたほうがいい。

   一度こんなことを聞いた。メイドに電気掃除機を渡し使い方をよく教えた。夕方、家に帰ってみると掃除がされていない。どうしたんだと聞いたら、ちゃんと言われたとうりに掃除機を使って掃除をしたという。ただ奥さんがコンセントに差し込むことだけを教えていなかったため、電気掃除機をいくら使ってもそれは動かない。でもメイドは確かに言われたことはやっていた。

   いらいらする性格の人はインドネシアはだめです。でも時間など気にせず、のんびりやろう、現地をよく理解しようと思って生活したらインドネシアは最高の国だと思います。





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最終更新日  2005年10月07日 17時52分31秒
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