高野悦子『二十歳の原点』

高野悦子『二十歳の原点』

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

etsuko4912

etsuko4912

Favorite Blog

まだ登録されていません

Comments

19才の思い出@ Re[4]:高野悦子さんの命日(06/22) 団塊世代さんへ 早速のコメントありがと…
団塊世代@ Re[2]:高野悦子さんの命日(06/22) 19才の思い出さんへ メッセージ読みまし…
19才の思い出@ Re[1]:高野悦子さんの命日(06/22) 団塊世代ベンチ組さんへ はじめまして、…
団塊世代ベンチ組@ Re:高野悦子さんの命日(06/22) 「合掌」 53回目の命日も過ぎました。 …
http://buycialisky.com/@ Re:生きるとは?しあわせとは?(03/23) cialis neurological effectscialis 2 5 m…

Freepage List

2005/05/02
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
生きられるだけ生きてみろ!
立ち上がって眼下に広がる景色を見ていた。
 ふと手前の山の岩のごつごつしたのを見た。登ってくる途中でいかにもごうまんに、威厳を保って見下していた岩だった。いいかげん登ってそろそろ疲れ始め、また何かがボッと出てこないかと恐ろしく思っていたときだった。あのときの岩がごつごつとした様子をみせて緑一色の中にあったのだ。
 一瞬、あの岩から飛び降りれば死ねる、死ぬ、(死ねるだが死ぬだが、今でははっきりしない)と思った。いや今この場所からでも飛びおりれば死ねる。(或いは死ぬ)と思った。
 緊張した一瞬であった。しかしすぐに、馬鹿なことを考えるな、弱虫め!生きられるだけ生きてみろ!という声が聞こえた。
 私はきわめて平凡な様子でどうせ生きるならよりよく生きようと思った。
 結局また出発点にもどった。マイナスの方向からゼロに帰った(?)だけだ。心が落ちついたがさてこれからどうするのか。
      高野悦子著『二十歳の原点序章』(新潮社)より引用

京都山科の寮近くの安祥寺付近の山に登った時に書いたものです。生と死と揺れる気持ちを表現している。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005/05/02 09:27:57 AM
コメント(0) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: