2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
全3件 (3件中 1-3件目)
1
怒涛の5日間が終わりました。男子日本勢は、羽生選手が怒涛の追い上げで金メダル、ショート、フリーをこれ以上ない形でそろえた町田選手が銀メダル、3週間という練習期間ながらここまで仕上げてきた小塚選手が6位入賞。女子は浅田選手がほぼパーフェクトなショート、フリーで3度目の金メダル、引退(確定ではないようですが)のコストナー選手が銅メダル、引退試合となった鈴木選手が6位入賞、村上選手が10位という結果です。さて、他ブログ様を回っていますと「キムヨナ選手のいない大会はすがすがしい」との意見が散見されますが、本当にそうでしょうか?個人的なひいき目もありますが、PCS(とくにSS)については、小塚選手、アボット選手はもっと評価されてしかるべきではないでしょうか?この2選手のスケーティングの滑らかさについては、今回表彰台に上ったどの選手よりも上ではないかと、私には思えます。女子は既に多くの方が同様の考えを持っているようですが、フリーで3回もジャンプが1回転にすっぽ抜けたコストナー選手が、3ルッツが1つ、ダブルになっただけの鈴木選手の得点を上回っているというのは、私には納得できません。キムヨナ選手がいなくても、採点に納得できる試合だったかというと、決してそうではないのです。本来、ジャンプ、スピン、ステップといった技以外の部分を評価するべきPCSは選手の「ISUによる格付け」に利用され、GOE、回転不足判定は得点調整に使われる。基礎点を設けているので公平ですといくら言ったところで、その基礎点を軽く覆すようなGOEやPCSがつき、あげく素人目には非常にわかりづらい回転不足を、各試合、各選手間で基準もばらばらのなかつけられてしまっては、もはや「公平さ」はどこにもありません。そしてこの採点方法で得をするのは誰でしょう?ISU以外の何者でもないのです。つまり、本来の実力をある程度飛び越えた採点が可能であるために、「勝者」を操作できる。今回、テレビ放送でも盛んに言われていましたが、さいたまスーパーアリーナは18,000人の収容で超満員。チケットは、S席などは2-3万もするような値段だったそうです。世界選手権だけでも、試合の観戦料、試合中のグッズ販売、テレビの放映権。更に、他のスポーツではなかなかないのではないかと思うのが「アイスショー」の存在です。「スター選手」を作れば、「アイスショー」の興行収入が上がる。そういったお金の問題が絡んでいるという、そもそものフィギュアスケートの体質を考えたとき、ISUが公平なジャッジをしようと考えるとは、私には思えません。人気ブログランキングへ
2014.03.31
コメント(1)
昨日、佐村河内氏の会見がありました。高橋大輔選手がショートで使用した曲の作曲家ということで、非常に話題になった件ですが、今回の騒動、実に興味深いと思います。今回問題となっているのは、佐村河内氏が「聴覚障害をわずらっている作曲家」として活動をし、その結果「現代のベートーヴェン」と呼ばれるほどの名声を得ていたにも関わらず、実はゴーストがいたという点です。さて、皆様。佐村河内氏が書いていようと、ゴーストが書いていようと、音楽そのものに変わりはない。ではなぜ、作曲家がゴーストだった、聴覚障害ではなかったことで、こんなに騒ぎになっているのでしょうか。それは、「聴覚障害をわずらっている、まさに現代のベートーヴェンが作曲した」という、商品(=音楽そのもの)以外の付加価値のほうを、消費者が評価しているからです。彼の音楽を聴いて「感動した!」「素晴らしい!」と讃えた方が、翻って「騙された」というのは、「商品」よりも「付加価値」を重視しているからです。そしてこの「騙された」という方たち、本当にその「音楽をいい」と思って聴いていたのでしょうか?私は違うと思います。だって、誰が作曲していようと、曲自体は変わらないわけですから。しかしだからといって、「作曲者が違ったからといって音楽そのものは変わらないのに、それで文句をいうのは音楽がわからないからだ」などというつもりはありません。なぜなら、その「音楽」は「商品」であり、「付加価値」も大事な音楽の一部だからです。だからこそ企業は、「付加価値」を高めるためにマーケティングをするのです。ビジネスでは「ブランド価値」の構築は非常に大事な戦略であり、そういう意味では佐村河内氏は、一流のマーケッターなのかもしれません。化粧品、日用品、食品。よく知らない、馴染みのない会社やブランドの商品より、誰もが知っている会社、ブランドの商品のほうが「安全」だとか、「品質がいい」と思う。「商品そのもの」よりも、「ブランド」が購入決定の要因となる。日常にありふれたことですし、この判断軸を一切持たないで「購入する商品はすべて、メーカー、ブランドなど気にせず商品そのもののみを見て判断しています!」という人がいたら、それはよほど見る目のある人だと思いますし、あまり現実的ではないとも思います。しかし、同様のことが本来「商品」そのもののみを評価するべきフィギュアスケートで起きているように思えるのです。「あの選手がミスなく滑れば優勝」、「この選手はミスなく滑っても表彰台には届かない」。実際の演技の内容よりも、「選手名」そのものがブランド化し、「実際の演技」=「商品」が置いてけぼりになっている。本来であれば、そのブランド価値に対する先入観をできるだけ排除するために新採点方式が導入されたのですが、結果としてGOEとPCS重視の採点では、その付加価値は排除されるどころか、旧採点時代よりも大きな「商品価値」と「点数=値段」の乖離を生み出しているように思えます。ソチオリンピックでのキムヨナ選手とソトニコワ選手の騒動にも、この「ブランド価値に対する先入観」が絡んでいるように思います。キムヨナ選手は過去、ミスを(それも大きなミスを)しても常に好成績を残してきました。そして、ノーミスだったバンクーバーオリンピックでは、浅田選手に大差をつけて金メダルを獲得しました。すると、今回もノーミスのキムヨナ選手は、1ミスのソトニコワ選手に勝って当然と考えるのは、心情的には理解ができます。いうなれば、「キムヨナブランド」が確立されているということです。実は、この選手のブランド化については、キムヨナ選手のみに限ったことではないのではないかと、個人的には考えています。プルシェンコ選手、チャン選手、浅田選手、高橋選手。誤解のないように書かせていただきますが、それぞれの選手とも、素晴らしいと思います。プルシェンコ選手はもう文句なしの皇帝だと思いますし、チャン選手は滑っていたら、足元から目が放せません。浅田選手はそれこそフィギュアスケートのトータルパッケージだと思いますし、高橋選手は「ザ・表現力」だと思います。それでも、たまに「点数が出すぎかな」と思うシーンは、正直あります。もちろん、ひいきの選手の点数が出て嬉しいことは嬉しいのですが、同時に「ここまであからさまに上げなくても」とも思います。「ブランド価値」の確立は企業にとっては大事ですが、アマチュアスポーツであるフィギュアスケートで必要なものだとは、私には思えません。人気ブログランキングへ
2014.03.08
コメント(0)
そろそろ忘れられている話題になって恐縮なのですが、森元首相の発言問題について思うことが2つあります。1.発言の真意を無視した報道森元首相の発言を聞いて、怒り心頭という方も多いかと思いますが、全文を読んで「真意が違うのでは?」と思った方は、どの程度いらっしゃるのでしょうか。私も、「森元首相の発言が・・・」というニュースを見て、「え?」と思いましたが、全文を読んで抱いたイメージとは大分異なりました。あの発言の真意は「冷静に考えてメダルの可能性が低い団体戦に、エースを投入して疲弊させることはない」というものですよね。(とはいえ、もちろんあの立場で、公の場で、このような発言をすることに対して是と言っているわけではありません。)しかし、切り取られた報道のみを見ると、まったくその真意が伝わっていないものになります。切り取った報道:森元首相 真央に「あの子、大事なときには必ず転ぶ」全文書き起こし:森喜朗 元総理・東京五輪組織委員会会長の発言 書き起し報道によるニュアンスの差というのは、本当に恐ろしいものがあると、改めて考えさせられた一件になりましたが、改めてフィギュアスケートでは、こういった印象操作(というほど悪意があるかはわかりませんが。)は多いと思います。例えば、先日フジテレビで放送された浅田選手の特番を見ていても、「え?」と思う場面がありました。浅田選手のトリプルアクセルについて、「他の選手はトリプルアクセルを回避し、女子のジャンプ主流が3-3に移っていった」というようなニュアンスのナレーションです。この時、背景に移っていたのは安藤選手、キムヨナ選手、鈴木選手か村上選手だったように記憶しています。私は、この「回避」という表現に違和感を持ちました。少なくともフィギュアスケートで「回避」という言葉は、「プログラムに入れられるレベルだけれども、あえていれない」という意味ですよね?私は、「プログラムに入れられるレベル」でトリプルアクセルを跳べる現役選手を、寡聞にして、浅田選手、大庭選手、タクトミシェワ選手以外に知りませんし、浅田選手ほどの確率で跳んでいるシニアの現役選手は、ひとりも知りません。(もしかしたら、あと少しで入れられるレベルであれば、もう少しいるかもしれませんが。)これについては、このブログを読んでくださっている皆様であれば、私よりも詳しくご存知の方も多いかと思います。けれども、もっとライトなファンであれば、このナレーションを聞いたときに「トリプルアクセルは皆跳べるけれども、あえて跳ばないんだ」という理解をしてしまわないでしょうか?フィギュアスケートについての、歯に衣を着せたような報道や、一部偏向とも思われるような報道については、私たち視聴者側の注意とともに、報道する側にももう少しモラルや知見を持ってもらいたいものです。2.あえて会見で浅田選手に、森元首相の発言へのコメントを求める必要があったのかオリンピックから帰国後、浅田選手の記者会見内容について、下記のような記事があがっていました。(こちらも、有名ですよね。)真央 森発言に「少しは後悔しているのではないかと…」この会見、全部通して見たのですが、25分の会見時間でまともな質問は3つ程度でした。一番必要ないと思ったのは、「日韓の友好関係について」浅田選手にコメントを求めた部分ですが、次点は森元首相の発言についてです。冷静になって考えて見てください。例えばあなたが仕事で失敗をしたときに、隣の部署の偉い人が「あいつはいつも、大事な仕事をミスする。酷使しすぎじゃないのか」と発言したとします。それについて、誰かに「あの人が『あなたはいつも、大事な仕事をミスする』と言っていたけれども、どう思う?」と聞かれたら、どう思いますか?「あなたの足を引っ張りたい」とおでこ油性マジックででかでかと書いた、それでいて本人は仕事ができないような人間の顔しか浮かびません。なんならこちらから「その質問の真意は?」と逆質問をし、金輪際仕事上必要な場面を除いて、関わることはしなくなると思います。ここに来て、真意を曲げた抜粋コメントを使用していること、そして悪意としか思えない質問を浅田選手本人にすること。社会人として、ものすごく恥ずかしいことだと思います。私があの場にいられたのであれば、他に聞きたいことはもっとたくさんありました。例えば、浅田選手はスケートの見直しを開始してジャンプが思うように時期に、子供たちへのメッセージとして、今の自分に「やればできる」と言われたくないかもしれないから、「日進月歩で」と言った事がありましたが、今ならば「やればできる」と声をかけたいですか、とか。閉会式で流れたラフマニノフは、今回浅田選手が完璧に滑ったフリーで、その後流れた仮面舞踏会は、前回のバンクーバーオリンピックでやっぱり完璧に滑ったショートでしたが、それを聞いてどう思いましたか、とか。フリーの振り付けを行ったタチアナ元コーチとは、その後話をする機会がありましたか、とか。ループのあとのガッツポーズは、思わずですか?とか(笑)いろいろ聞きたいことがたくさんあったのに、会見を見ていると、なんという時間の無駄遣いと呆れてしまいますし、それ以上に社会人として当然である「他人に敬意をはらうこと」ができていない態度には、報道そのものへの不信感が募ります。人気ブログランキングへ
2014.03.04
コメント(2)
全3件 (3件中 1-3件目)
1
![]()
![]()
![]()