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January 14, 2007
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カテゴリ: 時事
 今日は、チネチッタへ映画を観に行ってきました。
ダーウィンの悪夢 」。

ダーウィン

タイトルを見た時には進化論とか遺伝子操作を題材にしたSFかと思いました。

 作品紹介を見ると、アフリカのビクトリア湖周辺の南北問題を取り扱った作品と書いてあります。
興味深いテーマであったので、軽い気持ちで観に行きましたが、これがまたとんでもない作品でした。

 上映が終わった後、劇場内がなんとも言いようのない絶望感とか虚無感と言う様な雰囲気に包まれていました。
映画を観た後に、あのような雰囲気を味わったのは初めてです。


 作品の舞台はアフリカのビクトリア湖。

環境問題・貧困・暴力・薬物・売春・エイズ・ストリートチルドレン・戦争・飢餓・・・・・
そこには考えられるほぼすべての問題が描かれていました。



 映画の中で、エイズ・売春の問題で牧師にインタビューするシーンが非常に印象的でした。
(貧困のため村中に売春・エイズが蔓延している。人口が200人程度の村なのに、毎月10人前後がエイズで死ぬ。そんな村で牧師をしている人に対してのインタビュー)

インタビュアー 「村人にコンドームの使用は勧めないのですか?」

牧師      「それは出来ません」

インタビュアー 「なぜですか?」

牧師      「キリスト教では婚前交渉・婚外交渉は罪となるからです。」

インタビュアー 「それではあなたの仕事はなんですか?」

牧師      「人々に福音を伝えることです。
         神の前ではコンドームは罪なのです」




売春で稼ぐしか生きる道のない女たち。
それを目の前にして神の教えを守っていればコンドームは必要ないと唱える牧師。
(もちろん、牧師も現実と教義との間でものすごく苦悩しているように見えた)


 もうホント、何でお金払って映画観てるのに、こんなに苦悩しなきゃいけないのよ。
でも、大変興味深い作品でした。

なんて物に興味のある方は劇場に足を運ぶ価値はあると思います。


 なによりも、ビクトリア湖に隣接するタンザニアでは200万人の人が飢餓で苦しんでいると言うのに、そのタンザニアから「ナイルパーチ」が一日に55t(200万食分)輸出されているという矛盾は南北問題の深刻さを物語っています。




 ただし、間違ってもデートで観に行ったりしないで下さい。
あまりの深刻さに談笑しながらご飯を食べられるようになるまで、若干の時間が必要になりますので。


 ちなみにナイルパーチは日本のスーパーでも「 スズキ 」として普通に売っているようです。

外来種の問題を提起する HP もありますが、そんなことはまったくお構いなしのこういう HP もあります。





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Last updated  January 15, 2007 08:28:14 AM
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MU’ @ Re:この映画(01/14) Mr.Ryuさん 魚を積んで行った飛行機はア…
Mr.Ryu @ この映画 気になっていました。想像どおりの内容み…
むまこ@ 本年度も宜しくお願い申し上げます お久しぶりです。 こちらのHPを自分のHP…
MU’ @ Re:ここでうめぇ株(01/04) fuka弟さん 100分割とかはありますね。 …
fuka弟@ ここでうめぇ株 分割は中立だが、現在1株で10万程度での…

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