PR
Calendar
重要なのは同じ日本語でも、状況によっては長所が短所になり、また短所が長所になるので、その都度使い分ける必要があるということです。
ビジネスのような世界では不明瞭さや非論理性は不利になるので、日本語を意識的に明確かつ論理的に表現する必要があります。
逆に、気の合った仲間同士の会話では、あまりに明確かつ論理的な言葉ではかえって白けてしまうでしょう。このような場合は、従来の日本語の表現で充分です。
以上、言語について長々と述べてきましたが、言語そのものを論じることが目的ではありません。
言いたかったことは、「日本人は歴史的に相手の心を察する能力を磨く環境に恵まれていた。
それがまた日本語の発達にも影響をおよぼしてきた。
この物言わずして相手の心を察するというのは、人間にとって高度な能力である。」ということです。
昔から読心術とかいわれているものでもあるでしょう。
この高度な能力をさらに磨くにはどうすればよいでしょうか。
それは自分のことばかりではなく他人にも関心を持てばよいでしょう。
そのためには人の言うことには耳を傾け、また、人はどのような時にどのように考え、どのように行動するか観察を通して学ばなければなりません。
つまり「他人に関心を持つ」とは「他人を理解しようとする」ことであり、それはまた言葉を換えれば「他人を愛する」ということでもあると思います。
赤ん坊を持つ母親は、泣声を聞いただけで、赤ん坊がミルクが欲しいのか、おむつを替えて欲しいのか、眠たいのか、あるいは何か硬いものが体に触れて痛いのかなどの区別がつくらしいです。
これは赤ん坊を限りなく愛しているからこそ、何をして欲しいのかがすぐに分かるのでしょう。
現代はペットブームでもあるので、ペットを飼っている方もたくさんいますが、自分のペットがかわいくない人はいないでしょう。
であるからこそ、泣声を聞いただけで何を欲しているのかが分かるような経験をされた方も多いのではないでしょうか。
本テーマ完