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「人物の器を測る尺度」(2)
前回からの続きです。
一般に、人は地位や立場が上がるにつれて、その責任の範囲が広がっていきます。
人には私的な部分と公的な部分があり、地位や立場が上がるにつれてだんだんと公的な部分の比重あるいは優先度が増してきます。
いや、そうでなければなりません。なぜなら、それだけ公的な影響力が増してくるからです。
たとえば、仕事と家庭と、どちらを優先するかの問題では、内容にもよりますが、一般には会社での地位や立場が上がるにつれて、家庭よりも仕事の方を優先させなければならない場合が増えてくるということです。
もっと、話を分かりやすくするために、極端な例をあげれば、一国の首相の場合、その影響力は国全体に及ぶため、私事よりも公務の方を優先させなければ、とんでもないことになる場合が多くなるということです。
しかし、地位や立場相応の責任をとるのは、当然といえば当然ですが、一番偉いなと思うのは、自分の地位や立場を超えた範囲までも、自分の責任と受け止めている人です。
こういう人たちは、立場を超えた範囲が広ければ広いほど、より人格高潔な人であるとか、あるいは神近き人と言ってもよいかもしれません。
本テーマ完