January 17, 2008
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カテゴリ: 弟子たちへ
ぼくの授業では「イメージ注意」がはじまるんだ。


「イメージ注意」ってなにか

子どもたちからよく聞くことがあるんだ。

「せんせ~、きょう学校で腹が立つことがあった。」

「なにがあったの?」

「ホームルームのとき、自分はしゃべってなかったのに

  先生に注意された!」

「う~ん」




自分はやってないのに注意された・・・




おいおい、これってとても頻繁にきく言葉じゃないか。

こどもは言い訳をしてるわけじゃないんだ。



結果に対する原因を考えることなんだ。



もうお分かるだろ?

その通り。



「普段、自分がやっている行動」が原因なんだ。



これって普通の注意とはぜんぜん質が違うことがわかるかい?

普通の注意っていうのは

本当に何かしでかしたとき にされるもんだ。

それに対してこれは

普段の行いのイメージが先行して 想像で されるんだ。



これからこの注意方法を

「イメージ注意」 って名前をつける。



いつもそれですねたりしているけど

それって結局だれが悪いんだ?ってことが。

それがわかっていないから ひねくれて しまうんだぜ。



ひねくれた子どもにならないようにするためには



この注意の違いをはっきりと認識してもらうことだ。

集団生活のなかでは「イメージ注意」は頻繁に使用される。

しょうがない事だ。

みんなの口元にマイクをつけたり

筋肉の動きを読み取るために電極をつけたりすることを

許可するなら「イメージ注意」はなくなるだろう。



「そんなことされるぐらいなら普段からいい子にするぜ!」

って思うだろ?

その認識が大事なんだよ。



それをはっきり認識してもらうために

オレはこれから「イメージ注意」を使っていくぜ。



なにもしていないのに「こら~、しゃべってちゃいかん!」

なんて言われたら、自分の胸に手をあってて

普段に自分を振り返ってみることだ。



社会にでたらもっと理不尽なことはたくさんある。

内申点のつけ方だって、

主体的にみれば理不尽なことがある。

だからこそ「イメージ注意」には気をつけるんだ。
















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Last updated  January 17, 2008 11:13:33 PM
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