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昨年の『くちぶえ番長』に続く、重松清作品。彼の作品は小学校の教科書にも登場しているし、中学校などの受験にも登場している。なるほど漢字の使い方や、文体が小学生や中学生に親しみやすい文体が多い。この語り口、私は諸手を挙げて賛成したくないのです。『お涙頂戴』的な文体に読めてきますし、フィクションを読み手の過去体験をノンフィクションに置き換えてしまおうとする意図が垣間見えます、偏屈者の私としては『けっ、センチなことを思い起こさせるなよぉ』と舌打ちをしてしまうのです。はい、要は私が偏屈だというだけの理由です(苦笑)『くちぶえ番長』は私らの世代(1960・1970年台)に郷愁を感じさせる作品だったが、これはリアルに今を生きている世代に共感を覚えさせる作品なんだろう。とはいえ、この作品のラスト2章に不覚にも涙してしまったオヤジです。しかも、仕事の昼食時、ファミレスで食事を終えて黙々と読み進めながら涙する40歳のオッサンなんて、周囲から見れば異様な光景だったでしょう。いやぁ、『花いちもんめ』の章は涙ボロボロでした。『一緒にいられなくても寂しくないのが友だち』と、主人公の恵美は言う。この文を読んで、『ああ、これってシンプルでとてもいい文だよなぁ』と感じ入った。寂しくならないほど、濃密な時間を過ごし、その時間を永遠に胸に刻みつける、そうすれば寂しくなくなるんでしょうね。言葉で書くのは至極簡単ですが、この心境に至ることは、まずありえません。友だちは少ない私、これほどの友だちは(当然ながら)いません。今の世代には、友情、友愛、離別、といったものが何なのかを知ってほしい。そして私たちの世代にも、何らか得るものがあると考えます。 ・あいあい傘 ・ねじれの位置 ・ふらふら ・ぐりこ ・にゃんこの目 ・別れの曲 ・千羽鶴 ・かげふみ ・花いちもんめ ・きみの友だち
2011.09.03
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全十二巻の長丁場になるので、こまめにメモ代わりとしてもこのブログを活用しとこ!天魔の夏、とは本能寺の変のことを指しているわけねおお、なんとなく覚えているやんか!(当たり前?)この前読んだ風林火山が予備知識として結構役立っている〔春の雪崩〕武田家滅亡を寸前にした高遠城をめぐる攻防を中心に進んでいくいきなりお江が佐平次に乳触らせてるよーーーこの見出しを見て、買ったのか?(20年前の俺に言ってる)死の覚悟を決めた佐平次、満身創痍となりながらも奇跡的に戦場から抜け出しお江と再会介抱される佐平次とお江とのやりとり、やはりエロティック…僕もお江に口移しに水を飲みたいな《仁科盛信》風林火山では山本勘助が謀殺しようとした信玄と油川の姫との間に出来た五男〔脱出〕高遠城陥落から岩櫃城へ向けて、佐平次とお江の愛?の逃避行武田勝頼自刃がヤマ場勝頼、信玄の息子で長篠の戦いでの惨敗で暗愚な印象が強いけれども、あれは勝った信長のほうが天才過ぎたからだよ…勝頼の最期、男らしい最期信玄と由布姫の子供だもんな!勘助が一生懸命忠義をつくした若殿だもんな!突然だけど!佐平次とお江が結ばれてしまう結ばれる前の夜にお江に「わしを母と思いなされ」と言われていながら、夢から覚めた佐平次、目の前に見えたお江の左の乳房に興奮してしまう。わかるなーーー、この〔左の乳房〕という具体的な書き方、読ませ方が池波先生のやらしいところです。お江の乳房、やっぱり見てみたいよーー《小畑亀之助》物語がすすむにつれてこの名前が思いもかけぬところにあらわれるとのこと。〔岩櫃の城〕真田昌幸と壷谷又五郎、殿様と間諜の頭の関係を二人の会話を中心にしながら真田一家の面々が登場してくる昌幸と又五郎の会話、結構又五郎がシニカルに昌幸を冷やかしてら。その一方で真田家と武田家の関係も説明してくれている長男正室の子信幸に対する昌幸の冷淡さ次男信繁に対する昌幸の溺愛ぶり信繁が誰の子なのか?先生早く教えてくれーーー!正室の妹久野との間の子なのか?築山殿事件を紹介しながら、昌幸の家康に対する嫌悪感をちらつかせている伏線はこんな序盤から張られていたんだ!次章〔草の者〕時を遡り、沼田城攻略の際の昌幸が又五郎を信頼し、自分のものとする(変な意味じゃない)話あ、配下にするといえばいいやんか(苦笑)
2007.03.21
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